偏差値が欲しい和戸さん、
部活動に入ることにしました。その方が偏差値的に有利になるってんで。
そこで運動部よりかは、のんびり過ごせる文化部の方を探しているのですが、
そこで発見した妙ちくりんな暗号……。
実はこれは、「とある部活」の入部試験だったわけですね。
あれです。
シリコンバレー系の企業の、採用試験に広告に暗号を忍ばせたり、
私の好きな都市伝説、Cicada 3301みたいな世界観です。
なんやかんや、誘われるがまま暗号を解いてミステリー研究部の門を叩いた和戸さん……
しかし、この部も問題を抱えている部活でして……。
謎解き要素があってびっくりしました。
読んで楽しい。
解いて嬉しい。
一つの作品で二つ楽しい物語、
ぜひ、ご一読を。
プチ謎解きの楽しさと、ラブコメならではの軽快なテンポが楽しかったです。
ミス件の部長の峰岸くんと、幽霊部員の和戸さん。
峰岸くんはいちごミルクを溺愛しており、それを飲むことを「デート」と呼ぶほどの偏愛っぷり。でも、それを飲むのに部費を使っているために横領の疑いをかけられることに。
それを打破するために他の部員も巻き込んだ行動に出るのだが……。
途中で出てくる暗号などがとにかく楽しい。ちょっと見た時には「ん?」となっても、改めて答えが示されると「なるほど」となる。そんな適度な難易度の謎をちりばめつつ、峰岸くんたちのラブコメになりそうでならない雰囲気を楽しむことがでいます。
そして和戸さんの名前。助手だからワトソンのポジションになるかと思いきや、ワトソンにはなってくれない。その辺りの距離感がまた良かったです。