片想いのまま、今日も。
ゆゆまる
第1話 君の瞳。
あなたはいつも笑ってる。輪の中心で。
でもね、なにかある気がするんだ。
ふとした瞬間に見せる寂しそうな目。
そんなあなたを今日も話しかけられないまま私は見ている。
「おーい由梨?大丈夫?」
私の幼馴染、麻里絵が私の頬を続く。
「あっごめんごめん」
「今日も今日とて恋する乙女は忙しいですな…」
いつもお決まりのセリフを麻里絵は言う。
「そうじゃないの。」
「え?」
「私は海斗くんを見てるのはそうだけど、その目が気になるんだよね…」
「目?どういうこと?」
麻里絵は不思議そうに私に顔を近づける。
「…いやなんか少しの間だけど寂しそうな目っていうか笑顔が消える瞬間…?」
「なるほどねぇ…やっぱ好きの歴が長いとそういう所まで気づけちゃうんだね」
「……」
私は黙って前を向く。
そんな私を麻里絵は放って自分の席に戻る。
それから私はますます海斗くんのことを気になった。
授業中や休み時間に見せる笑顔。
その瞬間に落ちる目、寂しそうな目。
私はその理由を知りたいと思ってしまった。
気のせいじゃないならますます知りたい。
______好きで好きで仕方がないだもん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます