カクヨム読み手の格付けチェック

ちびまるフォイ

どれが本物のプロ作家?

これはあなたの読み手としての格付けをするものです。


これから3つの文章をお読みいただきます。


1つ目は、文豪「芥川龍之介」の文章。

2つ目は、AIが書いた文章。

3つ目は、私がそれっぽく書いた文章。


どれが答えなのかは最後までスクロールすることでわかります。

すべての文章も書いているパートは同じです。

※漢字や表現でバレるため、一部原文から調整しています



もととなる文章は芥川龍之介より「トロッコ」の一節です。



あなたは本物の文豪を見わけられるでしょうか?

では始めましょう。





A)

その坂の向こうへ下りきると以前の茶店がそこにあった。

土工たちが中へ入ったのを確認すると良平はトロッコに腰掛けて、帰り道を考えていた。

茶店には花をつけた梅が咲き、西日の光が差し込んでいた。

「日が暮れる」ーーふと考えると良平はエンジンがついたように立ち上がった。


トロッコが独りで動かせないことは承知である。

それでも良平はトロッコの車輪を蹴ったり、トロッコを必死で押してはやる気を紛らわせた。


ーーそんな様子を戻ってきた土工達が見やると、車の枕木に手をかけて告げた。


「お前はもう帰りな。おれたちは泊まりなんだ」

「帰りが遅くなると家の人も心配するけえ」


良平は一瞬、あっけにとられた。

去年の暮には母と岩村まで来たことがある。

ーーしかし、今日の道はその3,4倍はあること。そしてその道を歩いて帰らねばならぬこと。

この暗くなった帰り道を見て、それがわかってしまったのである。

良平は涙ぐんでしまった。が、泣いても変わらないとぐっとこらえた。


良平は土工のふたりにおじぎをすると、線路沿いを走り出すのであった。





B)

その坂を向こうへ下りきった先には、またしても似通った佇まいの茶店が待ち受けていた。


土工らの姿が店先へ消えると、良平はトロッコの縁に腰を預けながらも、心はただ家路のことばかりに急き立てられていた。

軒先の梅には花がこぼれるばかりに咲き誇っていたが、そこへ注ぐ西日の残照は、今にも消え入りそうなほどに淡い。

「もはや日は暮れるのだ」――そう思うと、もはやただ漫然と座していることなど、彼には到底できなくなっていた。


手持ち無沙汰をまぎらわそうと、動かぬ車輪を爪先で小突いてみたり、

独りでは叶わぬと知りつつも力任せに押し出そうとしてみたりして、どうにか募る不安を紛らわせていたのである。


やがて店から戻った土工たちは、積まれた枕木に手をかけ、なんの気負いもなく、彼へこう言い放った。


「おい、お前はもう帰りな。俺たちは今夜はここに泊まりだ」

「あまり遅くなると、家のもんが心配するだろうからな」


良平は一瞬のうちに言葉を失い、呆然と立ち尽くした。

辺りは刻一刻と闇に呑まれつつあること、かつて母と歩んだ岩村までの道程に比べ、

今日はその数倍もの距離があること、そして今、その長き道をただ独り、徒歩で戻らねばならぬこと

――それらの冷厳な事実が、一時に彼の胸へ突き刺さったのである。


良平はほとんど泣き出しそうであった。しかし、泣いたとて何が始まろう。

泣いている猶予など、今の彼には微塵もありはしないのだ。


彼は若い二人の土工に対し、取って付けたような、ぎこちない会釈を一つ残すと、一心不乱に、線路を辿って駆け出した。





C)

その坂を向うへ下り切ると、また同じような茶店があった。


土工たちがその中へはいった後、良平はトロッコに腰をかけながら、帰る事ばかり気にしていた。

茶店の前には花のさいた梅に、西日の光が消えかかっている。

「もう日が暮れる」――彼はそう考えると、ぼんやり腰かけてもいられなかった。


トロッコの車輪を蹴って見たり、一人では動かないのを承知しながらうんうんそれを押して見たり、――そんなことに気持ちを紛らせていた。


ところが土工たちは出て来ると、車の上の枕木に手をかけながら、無造作に彼にこういった。


「お前はもう帰んな。おれたちは今日は泊りだから」

「あんまり帰りが遅くなるとお前の家も心配する」


良平は一瞬の間あっけにとられた。

もうかれこれ暗くなる事、去年の暮母と岩村まで来たが、

今日の道はその3、4倍ある事、それを今からたった一人、歩いて帰らなければならない事、――そういう事が一時にわかったのである。

良平はほとんど泣きそうになった。が、泣いても仕方がないと思った。

泣いている場合ではないとも思った。

彼は若い二人の土工に、とってつけたようなおじぎをすると、どんどん線路伝いに走り出した。







正解はわかりましたか?



それでは答えです。




本物の芥川龍之介はーー











C が 正解です!!




A)私がそれっぽく書いた文章

B)AIが書いた文章

C)文豪「芥川龍之介」の文章




あなたは見極められたでしょうか?



また挑戦してくださいね。

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