第28話 再会


街道で、

見覚えのある

影を見た。


剣士エギル。


ブラッククリスタルの

リーダー。


彼は、

一人だった。


「……ロックか」


互いに、

剣を抜かない。


沈黙。


「お前の噂、

 聞いた」


責める声では

なかった。


「……俺たちは、

 間違ってた」


それだけを

告げると、

エギルは

背を向けた。


ロックは、

何も言わない。


許しも、

拒絶も、

今は要らない。


過去は、

過去だ。

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