元気いっぱいの発声練習から始まるメイド学校の日常がまず華やかで楽しい。けれど、りるるの名前にまつわる小さな陰りや、「お姫様学校」とも呼ばれる学園の空気が、ただ可愛いだけでは終わらせません。しかも最後には、別空間の草原に立つ謎の少女まで登場。紅茶とリボンの香りがしそうな入口なのに、ラストでふっと童話の裏側がのぞく。この“甘さの中の不思議”が、とても魅力的でした。