第4話  思い出

今日が一年生最後の日。

記憶が飛ばし飛ばしになってるような、

そんな感覚に襲われる。


もっと頑張っていれば良かった。

なんて思っても、溶けてしまった時間は

持つことも出来ない。


お母さんに言われた、今のうちに頑張っときなさいという言葉が今は何回も分かる。


そして、1年生の時に過ごした時間が少し

寂しく思える。


あんなに嫌だった1年生という時間が、

寂しく思えてしまう。


久々に着る制服と、入学式以来の、

この雰囲気。


今、思い出すと、懐かしいとも感じる。


あの頃の自分は本当に何も無かったと思う。

あの頃に戻って、自分に伝えてあげたい。

今の自分は何も無い訳じゃないよって,


あの時泣いてた自分を、慰(なぐさ)める方法はないけれど。

ただ、この状況を耐えてればいつか報われる。


それだけでも伝えれあげれば頑張れたかもしれない。

今、小説を書いてるのも、今自分が生きてるのも、昔の自分が生きてきた証であること。


明日は何しようか、休みだからダラダラしようか。

そう思うだけで明日がすこしだけ楽になる

気がするだけだけど。


ずっと生きていたいとも思わないけど。

明日のたねの芽を出すために、

明日も明後日も明明後日も、生きていく

だけでいいから。

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