第17話 翠影の森の王


翠影の森の最奥、光はほとんど届かず霧が濃い。

アリスは小さな手で剣を握り、深く息をついた。

「これが……最後の試練」

胸を高鳴らせ、光る魔法陣を確認しながら進む。


巨大な樹の間から、黒と緑の影が現れる。

全身を硬い鱗で覆い、翼を広げ炎と雷を纏った魔物。

尾で地面を叩き、触手で周囲を切る。

アリスは小さな身体で、確かな意志を胸に構えた。


「転移!」十メートル先へ跳び、尾を避ける。

魔物は前後左右から攻撃を仕掛け、空間全体を支配する。

アリスは跳び、斬り、再び転移――立体戦闘で応戦する。

倒木や枝、崖を駆使して位置を変え、隙を作る。


戦闘は激烈を極める。

跳び、斬り、転移――魔物の攻撃を予測し、

隙を作って斬撃を加える。攻撃、防御、転移が一体化する。

小さな剣士の光が、深緑の闇に煌めく瞬間だ。


魔物は空中に舞い上がり、炎と雷を連続で放つ。

アリスは転移で間合いを調整し、跳び、斬り、再び転移する。

連続の動作で隙を作り、立体戦術で反撃を加える。

森の障害物を活かした戦いが、自然に体に染み込む。


魔物の動きを読み、翼の範囲、尾の攻撃、触手の軌道を把握する。

跳び、斬り、転移――連続動作で攻撃の隙を作る。

森の立体空間を自在に駆け回り、光の軌跡を描くアリス。

剣士レベル10の技術が完全に発揮される瞬間だ。


戦闘は長引くが、アリスの集中力は途切れない。

湿地、崖、倒木――地形を利用した立体戦術で優位を保つ。

跳び、斬り、転移――攻防一体の動作で魔物を翻弄する。

小さな身体が迷宮の暗闇に光を描く。


ついに魔物の攻撃を封じ、隙を作り、背後に回り込む。

全力の斬撃を放つと、魔物は呻きながら崩れ落ちる。

アリスは深く息をつき、剣を握りしめた。

戦術・防御・攻撃・転移が完全に一体化している。


森の奥には光る石碑が立ち、手を触れると魔力が駆け巡る。

転移の精度、判断力、戦術の幅――すべてが向上したことを実感する。

翠影の森の最深部を制覇した瞬間だ。

小さな剣士は、新たな冒険への自信を胸に刻む。


部屋の隅には宝箱があり、古い巻物と魔力結晶。

巻物にはボス戦での立体戦闘と連続戦闘の秘訣が書かれている。

アリスは目を輝かせ、次の冒険への準備を整える。

森での経験が、これからの戦いでも活かされるのだ。


森を抜けると、小川が流れる開けた場所に出た。

光が差し込み、緑が揺れる。

だが、冒険はまだ終わらない。

アリスは小さな身体で、確かな意志を胸に踏み出す。


「私は……絶対に負けない」

翠影の森に響く声は光となり、

成長した力、研ぎ澄まされた感覚、

すべてが新たな戦いへの糧となるのだ。


翠影の森の最終層を制した先に、

さらなる魔物と未知の試練が待つ。

アリスは小さな身体で、胸を躍らせ、

次の戦いに向けて一歩踏み出すのだった。

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