ひとりごと
鮭さん
第1話
街にいる人がみんな私から逃げていくような気がした。それはまんこまんこ、セクキャバまんこまんこというような呟きをしてしまっているからだ。
お家にいる時、スマホでavを見ながらオナニーをしている自分がなんか恥ずかしくて、照れ隠しのような感じで「まんこまんこ、えっちだ!えっちだねー!!」と呟くようになったのが始まりだ。それ以来、過去の恥ずかしかったことや後悔していること、人を傷つけてしまった出来事などが思い浮かぶとそれを打ち消すため、まんこー!!など声に出すようになってしまった。それが積み重なり、1人の時はまんこまんこと呟くようになってしまったのだ。電車の中で気づいた時は、焦って車両を変える。実家に帰るのも嫌である。まんこまんことつぶやいてはいけない空間にいることが負担になってしまっている。このままではまんこまんこと呟いてしまった記憶を打ち消すためまんこまんこと呟くような状態になりかねず、特に電車の中では気を張るようになった。普通に、まんこまんこ呟く人が電車で隣にいたら強い嫌悪感を抱かれることは間違いない上、常識的にも許されることではないのだから。
絶対にそういうことを言ってはいけない場面が世の中には多く、疲れる。深刻な事件のニュースを取り上げるアナウンサーなんかの気持ちがわかる。
完
ひとりごと 鮭さん @sakesan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます