心臓に入れ墨おかん壊れる

にゃん龍愛ちゃん

第1話 認知症のはじまり

2025年7月18日夏の暑い最中、おかんがフラフラすると、体調不良を訴えて来た。


どうやら、熱中症の症状である。

血圧が高いのかと思ったが、手足が痺れるとか、頭がフラフラするとか、いつもと様子が違う。


スイカやポカリを買って、水分補給を促した。


いつもと様子が違うのは、

「もう長くないかも知れない。いつもと身体が違う。おかしい。」

いつになく、弱音を吐いている。


全財産の入った赤いカバンを枕元に置いて、

「これ全財産が入っているから…家の権利書は箪笥のピンクのリュックに入っているから…。遺言も書いてあるから、姉妹仲良くやらないかんよ!」

と、本当に今すぐ死んでしまうかのように、

青白い顔をしていた。


主人に許しを得て、一晩実家にお泊まりする事にした。


梅干しお粥を作り、ポカリを飲ませた。

珈琲を飲みたいと言うので、作ってあげた。


布団に横になったまま、うつ伏せ状態で摂取した。


「少しは楽になった」と言うので、昔話をしながら、一緒に添い寝をして一晩過ごした。


気になっているのは、やはりお金の事だ。

「貯金が〇〇〇あるから、娘三人、孫三人、ひ孫一人、皆んな平等に〇〇ずつ、分けて欲しい、残りはお父さんの今後の生活費や介護や医療費に!」との事だった。


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