本作は殺人鬼として名を馳せたジェフリー・ダーマーの出生からスタートし、彼が大人へと成長していくまでの過程を、家庭内問題を絡めながら父親の視点で描いている
父親はまあ普通の人ではあるし、母親はしばしばヒステリックながらも、一貫して話が通じないというほどではない程度のお人柄
ジェフリーは奇行が目立つとはいえ、上手く導いてやれば生物学的関心を深めたり剥製・標本なんかを作る仕事に従事する形で普通の大人になれたかもしれない
でも残念ながらそういう未来にはならなかったというのは、あらすじや実際起こった出来事が証している
何よりレビューの冒頭に書いた家庭内問題というのが厄介で、まだ話は途中ではあるが、現時点でもジェフリーの人格形成にかなりの悪影響を与えたのはコレだと断言できる
だからジェフリーだけが悪い訳ではなくて、「環境要因」も強く作用してしまった結果が、今に伝わるジェフリー・ダーマーなのだと思った
色々書いたが、興味深く面白い作品であることには違いない
これからも引き続き、どういう流れで連続殺人犯というものが誕生してしまったのかを、本作を通して追っていきたい