『紺青(こんじょう)の星読みと連環の魔法陣』
春秋花壇
詠唱:紺青の星読み
詠唱:紺青の星読み
白銀の塔に 風は吹かず
正解という名の 氷の檻
彼女は その高貴な冠を脱ぎ捨て
泥濘(ぬかるみ)の底へ 裸足で降りた
「ここには 世界をひっくり返す 熱がある」
紺青の魔眼が 路地裏を射抜けば
捨てられた 思い出の残滓(ざんし)
忘れられた 孤独なため息が
夜明け前の 青い火花へと変わる
彼女の指先が描くのは 鋭い剣ではない
バラバラな心を繋ぎとめる 光の円環
一坪の闇から 放たれたさざ波は
巨大な巨人の足を 静かに掬(すく)いあげる
「支配するのではない。命を回すのだ」
愛する者が 眠りについても
帝国の壁が 崩れ落ちようとも
彼女の魂(コンジョウ)は 決して折れない
千の失敗を 希望の種へと変えてゆく
スタジアムに響く 歓喜の地響き
指先から生まれる 未知なる遊戯
そのすべてが 連環する魔法陣となって
止まっていた世界の時間を 再び動かし始める
紺青の星よ 暗闇を照らせ
たとえ明日 すべてを失うとしても
彼女は笑って また次の海へ漕ぎ出すだろう
「面白い未来」という名の 地図を片手に
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