第8話 太夫
※ この作品は素人による拙い文章の空想創作物語です。また表現も現代風に変えている事をご了承下さい。
雲外蒼天です。
さて この説明が一番大切です。
遊女の借金問題です。
私は太夫を最高位としております。
時代によってこの位は変動します。
しかし 貴方のイメージを分かり易くする為。
この旅では 太夫を最高位と表現させて貰います。
太夫とは その店において No.1の遊女です。
もしくは トップ遊女となります。
各店に必ず存在するとは限りません。
店にもランクがあります。
高級店 中級店 下級店。
誰もが認める美貌 高い知識 一流の芸事。
そして人気。
それを持った 選ばれた者。
それが太夫です。
そのトップの太夫でさえ。
中々借金を返済出来ないという。
ブラックなシステムが存在します。
分かり易く 現代の金額で例えます。
太夫の親が作った借金を100万とします。
太夫を指名し酒の席での同席。
馴染みとなり 床をともにする。
かなり高額な料金となります。
その料金を 10万とします。
5万は店の取り分。
太夫指名代 料理 酒 芸者 幇間 など様々な経費です。
しかし その経費は5千しか店は計上しません。
太夫の借金返済代は5千とされます。
計1万。
残金4万が店に入ります。
残り5万を太夫が受取ります。
太夫には 必ず禿と新造を下に付かせます。
禿 1〜2 人 新造1〜2人です。
身の回りの世話や雑務をさせます。
これは仕来たりだと言い。
強制的に付けさせます。
太夫は下についた禿や新造が。
一人前になる迄。
学問 習い事の代金の面倒をみます。
つまりその費用を全て支払っているのです。
禿 新造の遊郭での生活費 衣装代 化粧装飾代。
これらも 太夫が面倒をみ 支払います。
その代金を3万とします。
残金は2万です。
太夫自身の習い事 衣装代 化粧装飾代。
当然必要になります。
その代金を1万とします。
残り1万です。
5千が太夫の生活費。
5千は田舎の家族への仕送りとなります。
当然 状況や事情などにより。
仕送り金額は太夫次第です。
これは 分かり易くした あくまでも例えです。
5千では 返済に時間が かかります。
地道に年季(借金した日から返済迄の日)を終わらせるか。
身請けをされるか。
身請けされると 借金も当然返済出来ます。
しかし 基本 故郷には帰れません。
身請けされた男性の妻になるか。
妾になるか。
年齢問わず 相手が好いた者ならまだマシです。
嫌いな男性に身請けされる事もあります。
店としては 身請けをさせたがります。
大儲けのチャンスです。
その頃には年齢的にも 世代交代。
身請け金は借金返済金以外に。
太夫がこの先 稼ぐであろう金額を要求します。
店としてはボロ儲け出来ます。
このブラックなシステム。
遊郭にはこのシステムが存在するのです。
さて ここ迄の ご説明で。
もし御不満 御不快を感じましたら。
どうぞ 御遠慮なく。
旅を放棄されても構いません。
さぁ 時の扉が開きます。
いよいよ ご案内致しますが。
確認の為 もう一度言います。
これは 貴方が主人公です。
そして 貴方の想像 創造で作られる。
貴方の作品です。
私は案内人。
よくよく 私が言った言葉をご理解して下さい。
次はいよいよ 遊郭達の世界 人生を見に。
ご一緒に旅を致しましょう。
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