不透明なる私

憑弥山イタク

不透明なる私

 グラスに注がれた濁り水

 埃を随分と被りて

 毎秒を噛み締める度に

 無価値たる己を


 呑まれる事さえ夢に見ず

 腐り往く己を恥じらい

 他々人々ひとびと色彩いろを鑑みて

 幾度憧れた事でしょう


 私を指さす彼等は

 私の心を幾度も殺し

 私を嗤う彼女達は

 私の笑顔を幾度も壊す


 濁った心に愛を

 雫を、落として下さい


 憧れたなら、成れぬと云うの

 成れぬが故に、憧れるのだ

 無色透明に甘えた頃の

 あの日にはもう、戻れない


 光浴びれば、露呈してしまう

 濁った心、埃まみれで

 腐り果て往く、無価値な私

 誰か、飲み干して、下さい


 私を、受け入れて、下さい

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不透明なる私 憑弥山イタク @Itaku_Tsukimiyama

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