まっちゃん

ゆあさ

まっちゃん



「まっちゃん、今日は何をして遊ぶ?」




10526KNさん

2025/11/30 19:27


私の親戚の子供のことで質問です。

小学三年生、8歳の男の子です。

私もその親戚から相談を受けて、今日会いに行ってきたのですが、どうやらひと月くらい前から、見えない友だちと話したり、遊んでるみたいなんです。

私が家にいる間は、喋ったりおやつ食べたりしていたせいか、そんなことはなかったんですけど、普段は毎日のように、誰もいないのに、まっちゃんっていう名前を呼んで、見えない誰かと会話をしているらしいです。

母親が怖がっています。

なんかこういう状況について知っている方いたら、教えて下さい。


カテゴリー:子供、子育て

閲覧数:3029



mnb********さん

2025/11/30 20:56


一人で遊んでいるのかもしれません。お人形遊びみたいな感じです。

そうでなければ、不安やストレスを感じて、現実から逃げようとしているのかもしれません。

もしくは、見えない存在(ご先祖様など)と話しているのかもしれません。




おこたさん

2025/11/30 21:04


さすがに8歳にお人形遊びはキツかも?

発達障害とかそういうのじゃないですか?

一度ちゃんと、病院で調べてもらったほうがいいですよ




10526KNさん

質問者:2025/11/30 21:27


ありがとうございます。

病院は何度か行ったらしいです。

発達障害的な部分はなかったそうです。

両親が共働きで、一人で家にいることも多いみたいなんで、病院でもストレスや不安を感じているせいかも、と言われたそうです。

あまり気にし過ぎはやめて、様子を見守ってあげてくださいと言われたみたいですが、納得できないみたいです。

特にお母さんはかなり心配してて、怖い怖いと言ってました。

同じような状況になったけど、今は問題なくなりました、みたいな人いませんか?




nat********さん

2025/12/30 01:04


参考になるかわかりませんが、昔あった掲示板で同じような話を見かけたことがあるので、書かせていただきます。

古い記憶ですので、詳細など違っているかもしれません。何卒ご容赦ください。

その掲示板では、まことちゃんかまもるくんと呼ばれていたと思います。まさるくんだったかもしれません。(以下まことちゃんで統一させていただきます)

ある男の子が、まことちゃんに取り憑かれて、同じような状態になってしまったという話でした。

書いていた方も、親戚のお子さんが取り憑かれ、その子はずっと彼と話し、遊んでいると書かれていました。

その時に情報を提供していた人によると、どうやら憑かれても、10歳まで生きていられれば、まことちゃんは去るらしいです。

でもその方の親戚の子は、残酷なことを書かせていただきますが、残念ながら助からなかったようです。


その後、ご家族の方がどうしても原因を知りたいとかで、色々お調べになったようです。

その時に分かったことを書かれていたので、引用させていただきます。


・まことちゃんは、実は生きていて、廃病院で眠ったままになっている。

・一人で眠り続けるのが寂しくて、その生霊が、8歳くらいの男の子の元に現れるようになった(まことちゃんは8歳前後なんだと思われる)

・取り憑かれても、10歳まで生きれると、もう同世代の友人じゃないと思うのか、いなくなる。

・その前にまことちゃんをどうにかしたいなら、その廃病院に直接行って、まことちゃんを起こすか、それが出来なければ殺すしかないと思う。


とのことでした。

廃病院の場所を、参考までに書いておきます。


〇〇県■■郡△△村✕✕37




mcc********さん

2025/12/01 04:56


柔らかくなるまで煮込みましたか?



■■□□■■□□■■□□■■



「で、私にそこまで行ってきてくれないかって、言うのよ」


 おばさんが。

 やになっちゃう。怖いのが苦手だからって。

 どう思う? と尋ねられ、たぶん私は、嫌な顔をしたんだと思う。


「どうって……興味深い話ではあるけれど、そのまさるちゃんの話をしてきた人は、絶対、面白がってるだけだと思う」


 もしくは、本人は本気のつもりかもしれないけれど、ネットの情報を鵜呑みにして、意気揚々と教えてくれる、自称・有識者の人。

 本人は多分、親切なつもりなのだ。

 でも、それにしては気持ち悪い。


「そうだよねえ」

「だって、男の子の名前も曖昧みたいに書いてるくせにさ、住所はちゃんと覚えてるんだ? 的な」

「変だよね」

「うん、変」


 でも、興味深くはある。それも確か。


「その住所、検索してみた?」

「いや……そっか。検索してみてみれば良かったんだ」

「そもそも本当にそんな住所あるのかどうかって話」


 で、二人は早速お互いのスマホを使って、調べてみることにした。

 ここは喫茶店だ。

 平日、午後の、ちょっと気取った喫茶店。周囲には、おしゃべりを楽しむお母さんがたとか、ノートパソコンで作業する社会人、雑誌を読む女子大学生なんかがいて、のんびりした雰囲気。

 その端っこで、二人は聞いたこともない村について調べている。


「あった。普通に出てきたよ。でも、廃病院ではないみたい」

「廃村ではないけど、山と木ばっか」


 出てきたマップは驚くほどの大自然。

 大自然に囲まれた、村とも呼べないような、道に沿って並んだ、建物群だった。

 宿泊施設の表示は二箇所くらいあるけれど、画像で見る限り、古めかしく、傾いていそうな建物ばかり。

 ちゃんと営業しているのだろうか? と心配になるけれど、意外にもレビューは100件近くあった。

 どうやらトレッキングの合間に休む人や、湯治に来る人なんかが結構いるようだ。

 風情のある建物、と書いてあったが、物は言いようである。

 汲み取り式トイレを使っているところが、日本にまだあるのだな、とびっくりした。


「スゴイところそうだね」

「病院なんかなさそうだね。その住所のとこにあるのは……民家?」

「なのかなあ。他のとこに比べて、すごく小さく見えるけど」


 中に部屋が二部屋くらいしかなさそうな……小屋、かもしれない。

 平屋の建物に見えるけれど……ストリートビューで見たところ、自然の合間に何件か建物が建っている、村の真ん中辺りにそれは建っているのだが、どういうわけか、画像はそこだけぼかされていて、ボロボロの赤茶色の屋根以外はよく見えない。

 数年前の画像も、同じような処理がされていた。


「なんでぼかされてるんだろ。人の顔とか、車のナンバー以外でもぼかされること、あるんだね」


 こういうマップの検索、あまりしないのよ、と美紀子は言った。


「確か、プライバシー保護かなんかの理由で、ぼかし入れてくださいって申請できたはず。表札とか、まあ、建物にも?」

「この建物を持ってる人が申請したってこと?」

「それはなさそうだけど……で、ここ、行くの?」

「まさか! 行かないよ」


「お金は出してあげるから、行ってみてきてくれない?」


 おばさんは言った。


「訊いてみたんだけどね、パパは仕事が忙しいから無理だって言うの。私は怖がりだから、絶対そういうの、無理だし」


 お願いよ、とわりと気軽におばさんは言った。

 少なくとも言われた美紀子は、そう感じた。


「自分たちの子供のことなのにさ、無責任」


 せめて、『一緒に行って』だったら協力したのに、なんて、呆れた口調。

 私は、


「そうだね」


 と、気も漫ろに返しながら、まだマップを検索し続けていた。

 正確に言うと、その村のストリートビューを見ていた。


 田舎ではよくあることなんだろうか。

 ビューはずっと続くわけじゃなく、まだ使われている建物らへんをちょいちょい見れるだけだけれど、それでも、喫茶店でコーヒーを飲みながら、こんな場所の雰囲気を確認できるだけで、じゅうぶん有り難い。


「この回答者の人は、ここに誘導して、なにか得があるのかね?」

「ただ面白がってるだけじゃない?」

「この宿泊施設の回し者だったり?」

「まっさかあ」



■■□□■■□□■■□□■■



「忙しい忙しいを理由に、なかなか時間を取ってくれなかった父親を交え、三人で話し合った結果、うちでは『それ』の話はしてはいけないということになったんです。先生は、これで改善するって言ってましたよね?」


 いかにもノイローゼと言った顔で、吐き捨てるように言った、母親の言葉に医者は渋い顔をした。

 そんなことは言っていないのに、といった顔だ。


「いえ、松下さん。お子さんの気を紛らわすことを考えたらいかがですか、と前回言っただけですが」

「でも、話さなければ、忘れるかもしれないって。子供は忘れっぽいからって」

「他に好奇心が向けば、忘れる可能性もある、とお話したんですよ」

「とにかく、うちでは、もう『それ』の話はしないでって。息子に約束させたんです。そうしたら今度は、内緒話をするようになったんです。ボソボソと、いつも一人で誰かと喋ってて……私、もう、あの子が怖くて、気味が悪くて……今日も一緒につれてくるつもりでしたけど、置いてきました。先生の言ってることは、まるでウソばかりです」


 もう結構です、と言いたいことだけ言うと、母親はどこか上の方を見る目つきで、診察料も払わず帰って行った。



■■□□■■□□■■□□■■



「ねえ、この間の話なんだけどさ」

「この間?」

「おばさんちの子供の話。酷くなってるんだって」

「あらあ」

「でもさ、よく分からないの。お母さんがとにかくヒステリーになっちゃってね。私、なんか気になってさ。その子にまた、会いに行ったんだ。寛知って名前なんだけど……私がまっちゃんについて直接、訊こうとしたら、『その話はやめてちょうだい! 何もしてくれないのに、心配したふりしないでよ!』 なーんてさ。昔から、ちょっと神経質なところあったけど、すっごいイライラしてるみたいでね。ヤバかったわ」

「やっぱりその子は、まだまっちゃんと話してるの?」

「そーみたい。でもなんか私も居辛くてさ。『あんたが行ってくれないから、このままなのよ』みたいな感じなのよ、いかにも」

「行ってくれないって、この間の、廃病院?」

「でしょうね。だからって、自分では絶対行く気、ないんだから。私もちょっとイラッと来てさ、すぐ帰ってきちゃったよ」



■■□□■■□□■■□□■■



寛知へ


今日は遅くなるので、先にご飯を食べて寝てください

冷蔵庫にお弁当が入っています


宿題◎

電話✕

テレビ、タブレット◯


余計なことはしない



■■□□■■□□■■□□■■



 ピンポーン、とチャイムが鳴って、少しだけびっくりした。

 寛知の家はマンションで、ロビーインターホンになっているし、荷物は受け取りボックスがあるので、一人で留守番している時にチャイムが鳴ることは、ほぼない。

 友達が尋ねてくることもない。

 一度、母親がいない間に友達を上げたら怒られたので、以降は誰も呼んでいないし、外に遊びに行くこともない。

 外で遊んでいて怪我をしたことがあって、母親は仕事の途中で帰ってこなければならなくなった。その時もグチグチ言われて、以降、母親がいない間は家で大人しくしていることにしている。


 しかも、この時間だ。

 夜の19時。

 恐る恐るインターホンに出ると、知った人が画面に写って、ホッとした。


「ママに会いに来たの?」


 いないよ、と言うと、部屋にやってきた従兄弟の美紀子は、


「知ってるよ」


 と言った。

 最近、寛知の母親はひどく疲れているようで、ずっとイライラしている。

 前から仕事が上手くいかなかったり、人間関係に困ると、そうなることがあったので、寛知には慣れたものだが、美紀子は心配しているのかもしれない。


 最近、よく来てくれる気がする。

 でも、母親がいない間に来るのは初めてだ。

 それに、友だちを連れてきたのも初めてだった。


 二人はリビングのイスに座ると、早速、持ってきた荷物をガサガサし始めた。


「寛知、ご飯食べ終わった?」

「まだ」

「良かった。ハンバーガー買ってきたんだ。一緒に食べよ」

「ママに怒られるよ」

「何時に帰って来るの?」

「最近は仕事が忙しいみたいで……11時くらいかな」

「ずいぶん遅いんだね。ゴミは片付けて帰るし、用意してあるご飯は明日にしなよ。食欲なくて、とか言ってさ。バレないよ」

「最近いつも遅いよ。ママに内緒で来たの?」

「ちゃんと後で話すって。なんでそんなにビクビクしてるの?」

「最近、物の場所がちょっと変わってるだけで怒るんだ」

「え?」

「それより、今日はどうしたの?」

「や、話がしたくてさ。結葉が、どうしても寛知と話がしたいんだって」

「ママに怒られない?」

「怒られるなら、突然、押しかけてきた私でしょ」

「でも……」

「お願い、寛知くん。私、君の友達だっていう、まっちゃんに興味があるの」


 彼女は真紀子の高校の時のクラスメイトで、結葉と言うらしい。

 もう社会人なのか、地味なスーツを着ている。


「まっちゃん……?」

「私はまっちゃんをどうこうしようなんて思ってないよ。ただ、それがどんなものなのか、君から直接、聞きたいだけで」

「おばさんがいると、話が聞けないでしょ」

「……まっちゃんなら、そこにいるよ」


 ほら、と寛知が隣の部屋を指差した。

 二人が来る前まで、自分がいた部屋。

 煌々と明かりがついている。

 部屋は雑然としていて、誰も、いない。


「まっちゃん……」

「まっちゃんは、寛知くんにだけ見えるの?」

「え?」 

「ん?」

「いるよ、そこに。ほら……見えるでしょ?」


「すぐそこだよ」


「そこそこ」


「ほら」


 ね?

 と、寛知が笑った。



■■□□■■□□■■□□■■



「いやあ、蓋を開けたら、まっちゃんは怪異でも何でもなかったね」


 二人はまた、いつもの喫茶店に来ていた。

 一杯のコーヒーは値段が高めに設定されているけれど、だからこそ、ゆっくり出来る店で、気に入っている。

 立地も、ちょうど二人にとって勝手のいい場所にあるし。


 今日は祝杯と称して、パンケーキまで頼んでしまった。

 なにしろ臨時収入があったらしく、美紀子が奢ってくれるって言うものだから。


「おばさんも喜んでたよ。結葉に奢ってあげてって、ご褒美まで貰ったし」

「それにしても、まさか、まっちゃんの正体がタブレットだったとはね」


 それは、一人での留守番に退屈しないよう、母親が買ってあげたものらしかった。

 寛知はそれに、まっちゃんと名前を付けた。

 好きなユーチューバーの名前だったらしい。

 

 寛知はずっと、タブレットに話し掛けていただけだったのに、周囲はそれに気が付かなかった、と。

 蓋を開けてみれば、真実はそんなところだった、ようだ。

 

「ちゃんと寛知の話をしっかり聞いてあげてたら、すぐ勘違いだって分かりそうなものだったのにね」

「ホントに。両親とも忙しいとか、仕事が、とか言って、結局、寛知くんに、よく話を聞きもしないで騒いでたんだってことだもんね」

「そーそー。……でも、もしかしたらって思うんだけど」

「うん?」

「寛知。わざとだったのかなあって」

「え?」

「結構、一人で放っておかれてたみたいだし、ろくに話も聞いてくれない両親に、実は怒って、あんな……や、まさかね。これは、ナシナシ」

「そうであったとしても、さ。それは大人のせいだよ。子供にそんなことさせちゃったのはさ」

「まあねえ……」


 あ、と声を上げると、私はスマホを取り出した。

 あの村の、あの建物のぼやけた画像を表示させた画面を、机の上に置く。


「そうだ。私……実は、電話したんだよ。ここの近くの宿泊施設に」

「え?」

「ホントは直接行きたかったけど、さすがに遠かったから」

「こういうとこにも電話、あるんだね。そりゃそうか。電話がなきゃ予約できないもんね」

「携帯電話の番号だったよ。電話会社の電波って、スゴイよね」

「へぇ~、それで、あの建物は何だったの?」

「病院ではないけど、ずいぶん前はお医者さんが使ってて、簡単な治療とかをしていたんだって。診療所ってやつ? あそこに住んでたわけじゃなくて、たまに来て、話を聞いて、薬とかを出してくれる、みたいな」

「へえ。じゃあ、あのレスくれた人は、なんか、あの村の関係者だったのかな? あそこがそう言うことに使われてたって、他からじゃ分からないもんね」

「どーだろ。それもネットからの情報かもしれないしね。で、今は何にも使われてないらしいんだけど、どういうわけか、今、あの建物の中には、人形が転がっているらしくてね」

「それが、もしかして、まことくん? まさるちゃんだっけ?」

「私も気になって訊いてみたんだけど、名前は分からないらしかった」

「そうなんだ……」

「でも、よく分からないこと、言ってたな」

「分からないこと?」

「うん……名前は分からないけれど、よく煮込まないと怒るんですよ、みたいな。お越しになる際は、是非、☁☁☁をお忘れなくって……」

「え?」

「それがね、何なのか、何度か聞いたんだけど、ぜんぜん聞き取れなくてね……」



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まっちゃん ゆあさ @Tmo_03

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