第24話 日本でCDが最も売れた日(明未の視点)

2030/4/9(火)PM4:00


 この日、わたし達は社長から『報告が3つある』と伝えられ、社長室に向かった。1つ目はCDの集計結果で、桜庭さんから売り上げを、下記のように報告された。


 CDシングルデイリーランキング

 1位 夢を絶対叶えるんだ! 506万枚

 2位 わたし達のHome 503万枚

 3位 闇夜の流星 502万枚

 4位 闇夜の太陽 501万枚

 5位 闇夜の月 500.5万枚


 CDアルバムデイリーランキング

 1位 Welcome to the Pandemonium 505万枚

 2位 Ⅲ゛Digital Sound 504万枚


{上記の記載は作中のオリジナルの設定で、実在する売り上げ記録とは一切関係ありません。}


 こんな感じで桜庭さんから伝えられると


「がっはっはっはっは!。お前達は本当に凄いよ!」

「す、凄い。わたし達のCDが、初日だけでこんなに売れるなんて…。」

「ボクもっす!。でもアルバムでは、負けちゃったっすけどね…。」

「いや、これだけ売れればもう充分だ。問題はこの勢いをいつ迄キープ出来るかだ…。それで社長、2つ目の話とは?」

「そうだったな。今迄の実績が評価されて、デジタトゥとBerryenに『チェーコラ』からオファーが来てるぞ」

「あの、チェーコラって何ですか?」

「毎年4月中旬にアメリカで行なわれてる、世界最大級の音楽フェスだ。それに出られれば世界の人気アーティストとして認められたも同然だ!」

「やったね蘭お姉ちゃん!。わたし達とうとう、世界進出だよ~!」

「ボクもっす!」

「流石、あーしの自慢の愛娘達だよ~!。皆がアメリカに行く日はお父さんとお母さんを呼ばないと、新居も見せてあげたいし…。」

「ちなみに、出演日は2組共、現地時間の4月21日日曜日で、デジタトゥが現地時間の午後3時で、Berryenが午後4となります。2組共『チェーコラステージ』というステージで演奏して下さい、と言われました」


 桜庭さんの説明で、パパが驚きながら。


「『チェーコラステージ』って、チェーコラ内で最大のメインステージじゃないか!」

「そんな凄い所に立てるなんて、本当に感動だよ!」

「ボクもっす!。やっぱりあの2大スターのフォローがあったからっすかね?」

「いや、めいみんと蘭姉ちゃんの実力だよ~♪」

「そんな事無いよ!、Berryenなら兎も角、わたしの実力だけじゃ絶対無理だったよ~!」

「ボクもっすよ~!」

「兎に角、出発は20日土曜日の朝6時5分発の飛行機に乗って、21日にフェスに出演し、22日の早朝に向こうの空港からこっちへ向かい、羽田空港に到着後、現地解散、という流れになります。当日の引率は古田さん、冬目君、宜しくお願いします」

「がっはっはっはっは!。任せておけ、責任を持って引率する」

「僕も一応、英会話も出来ますし。社長、3つ目の報告を」

「そうだったな。3つ目はデジタトゥの7大ドームツアーを開催するぞ」

「本当ですか?。やったね蘭お姉ちゃん、嬉しいよ!」

「ボクもっす!。あっでもボクらまだ義務教育期間中だからツアー組めない筈じゃ?」

「夏休み期間中に行なう。これならお前達の学業にも支障をきたさないだろ」

「ちなみに日程は、8月20日の仙台ドームを皮切りに、22日に北海ドーム、24日に九州ドーム、26日に中国四国ドーム、28日に関西ドーム、30日に中部ドーム、そして最後が9月1日、関東ドームという流れです」

「ガッハッハッハッハ!。お前達、前もって宿題終わらせとけよ?」

「が、頑張ります…。」

「ぼ、ボクもっす…。」


 こうしてわたし達はBerryen共々、CDが歴代最高の初動売り上げを記録した事とチェーコラに出られる事、そして7大ドームツアーが決定したを、トリプルで大喜びした。会議終了後に入院中のパパに報告すると、当然大喜びして、わたし達をうんと褒めてくれた。


2030/4/13(土)PM7:00(瑠実の視点)


 この日ウチら4人は社員食堂で一緒にお昼ご飯を食べてた。そんな中、ざくろ姉が不意にこう言い出しおった。


「皆の者。アメリカに行く前に、長寿園に顔を出しに行こうと思ってるのだ我は」

「長寿園って確か、ざくろ姉が以前勤めてた職場やろ?」

「何で又そこに行こうと思ったんだ?」

「そこの人達に、我の美声を披露しようと思ってな。事情はどうあれ、一方的に辞めてしまったから、我なりの罪滅ぼしをしようと思い立ったのだ。それに、利用者の喜ぶ顔が見たいのだ」

「ウチも行くで、ドラム叩きに」

「無理はするな、ルミナスは長寿園とは何の関係も無い」

「以前あびる姉の前で言うたやろ、ウチにとってはBerryenのメンバーは掛け替えの無い大切なメンバーや、って」

「アタシも行くぞ、ギタリストとして」

「蒼絵お姉様の言う通りですわ」

「皆の者、感謝するぞ…。」

「あっでも、格好はどうする?。今のスタイルで行くのか?」

「いや、仮染めの姿で行こう。正装だと皆驚くではないか?、特にお年寄りが…。」

「せやな。サプライズしに行って、●人出したらシャレにならへん」

「だな。そのせいで社長から『やっぱり最初のスタイルに戻せ』とか言われたくねえし」

「瑠実お姉様の言う通りですわ…。」


 こうしてウチらは、長寿園の人達の為に急遽ライブをやる為に社長に許可を頂きに行く事にした。


「という訳なのですが、良ろしいでしょうか?」

「ああ、構わんぞ。後、私もお前達に報告がある。今回の結果のご褒美として、ドームツアーを開催する事にした」


 あまりにも突然の報告に、ウチらは何を言われてるか解らず、確認すると秋月さんが。


「はい。ちなみに日程は、10月15日に仙台ドーム、17日に北海ドーム、19日に九州ドーム、21日に中国四国ドーム、23日に関西ドーム、25日に中部ドーム、そして27日に関東ドームとなります」

「やったー、ウチら念願のドームツアーや!」

「くくく。我らの世界観をとことん表現する時が来たか…。」

「最高にロックだぜ!」

「蒼絵お姉様の言う通りですわ~!」


 こうして急遽、ドームツアー決行が決まる中、長寿園に翌日行く事を連絡し、2つ返事でOKされ、翌日に簡易ライブを行なう事になった。翌日ウチらは朝一で、ざくろ姉の恩返しに付き合う為に、以前ざくろ姉が勤めてた職場『長寿園』に来ていた。ウチらがホンマに来て皆驚いとったわ。そしてライブ開始直前、ざくろ姉がこう切り出す。


「皆さん、事情はどうあれ、突然辞めてしまって、本当に申し訳ありませんでした。皆さんの事はずっと気に掛かっていて、いつか恩返ししたいと想い、今日来させて頂きました。それでは聴いて下さい」


 こうしてウチらはサプライズを行ない、1stと2ndのシングル曲を無事終える事が出来た。ライブ終了後、ざくろ姉が「有り難う御座いました。今日は出来る限り質問に答えたいと思います、質問のある方どうぞ」と言うと、ある老夫婦が何を想ってか?、ウチにこう質問して来おった。


「瑠実ちゃん、週刊誌見たよ。最近の若い娘は激しいね~♪」

「ワシも若い頃は色んな女と…。」


 お爺さんも、ご自身の過去を振り返りながら茶化して来おった。又、別の老夫婦からも。


「瑠実ちゃん、桂君とはいつ結婚するんじゃ?」

「これ、お爺さん!」

「もうとっくに別れました!」


 こんな感じで、斜め上の質問を何度もされた。多分この事はどこ行っても一生言われるんやろうな~、ウチは自業自得やからしゃあないけど、桂兄にはホンマに申し訳ない事をしてしもうたわ…。兎に角こうしてウチらは、長寿園の方々と素敵な想い出を作る事が出来た、と思う…。ウチは折角宮城に帰って来たので久々に実家に帰るり、長寿園での出来事を話すと、オカンが神妙な面持ちで…。


「瑠実、実はオトン先月一杯で会社辞めたんや、職場がどうしても合わへんかったみたいで…。後、瑠菜もこの間、人間関係で悩んで会社辞めてしもたんや…。」

「そうなんや…。実はウチらドームツアーが決まったから、興行収入ぎょうさん入って来る筈や。せやからオトンも瑠菜姉も焦って仕事探さんくてもええで。オカンもパート辞めてもええよ、何なら皆今流行りのFIREしてもええで、ウチが養ったるさかい!」

「ありがとな瑠実、ホンマにええ娘を持ったわ~!」

「あたしもこれで婚活に専念出来るわ~!」

「桂君と結婚せんで良かったな~!」

「それ言わんといて~!。あの時の桂兄なりにウチらの事を考えて、あの時点での最善策を考えてくれてたんやから!」


 こうして久々に、家族団らんしつつ、恩返しを報告する事が出来た…。


2030/4/19(金)PM4:00(明未の視点)


 この日学校が終わって、パパが退院出来ると言われて皆で迎えに行った。その帰りがてら、4月2日に国太達のせいで出来なかった生誕祭をやり直す為、ママの運転で近所のデパートへで買い出しをしようとしたその時「桂?」と声がする方を振り向いて、パパが驚きながらもこう返す。


「もしかして、杏樹?」

「パパの知り合い?」

「ああ。上京時代、俺が最初に組んだバンドのボーカルだよ」

「嗚呼~、パパを見捨てた女さんね。で、今頃何の用ですか~?」


 とママが冷ややかな視線を送りながらそう返す中、杏樹さんが。


「あの時は色々失礼な事をして、本当にごめんなさい。あの後も杏助達と頑張ったけど、色々あって解散し、他のバンドとも上手く行かず、大学卒業後も色んなバイトをやって、今は東京近郊の食品工場でパートしながらプロ目指してるのよ」


 と杏樹さんはバツが悪そうに語りつつ、更に続ける。


「昔のよしみとしてお願い、あたしをデビューさせて!。もうこれ以上職場の人間関係に苛まれたくないのよ!」

「そ、そんな事急に言われても…。」

「良いですよ~♪」


 ママがまさかのOKを言って、わたしは思わず「ママ?」と聞き返すと、ママがこう続ける。


「社長がOKすれば、ですけどね~♪」

「ホント?、じゃあ桂が社長にあたしを紹介して!。あの時より歌と作詞数段上手くなって、しかも作曲も出来るようになったから、絶対即戦力になる筈よ!」

「ごめん、それは無理だ、それに…。例え俺が社長に紹介したとしても、多分OKしないと思う…。」

「てかそんなに自信あるなら、自分で売り込めば良いじゃないっすか?」

「歌が上手いだけの30歳の女なんか、相手にされる訳無いでしょ!」

「多分杏樹さん今迄、自分に協力してくれた人をパパの時みたいに見捨てて来たでしょ?。今度はあんたが見捨てられる番ですよ~♪」

「ごめん杏樹。俺達これから、予定があるからこれで失礼するわ…。」

「待って桂、あたしを見捨てないで!」


 切羽詰まってる杏樹さんがあまりにもいたたまれなかったので、わたしは思わず。


「杏樹さん、音楽活動頑張って下さい、帰ったらネットで貴女の歌聴きますから…。」

「俺もそうするわ、久々に杏樹の歌声聴いてみたくなったし」

「ボクも聴きたいっす!」


「皆…。」と寂しそうな面持ちの杏樹さんを尻目に、わたし達はスーパーに入って行った…。


2030/4/19(金)PM7:00


「それじゃあ改めて、パパの退院とそして。ママ、20歳の誕生日おめでと~!。わたし、自分の事以上に嬉しいよ!」

「ボクもっす!。早速お酒飲んでみたらどうっすか?」

「ありがとー皆~!。でも桂亜の事も考えて、1杯だけにしておくよ。それじゃあ頂くね」


 そしてママは皆が見守る中、ビールを飲んだ。それを見た蘭お姉ちゃんが食い気味に尋ねる。


「どうっすか?、ママ」

「苦いなあ、あーしはあんまり好きじゃないかな~…。」

「まあ徐々に慣れて行くよママ」

「そうですね、僕も最初はそんな感じでしたし…。」

「私もそうでしたから、安心して下さい」

「私もです。だから安心して下さい」

「ガッハッハッハッハ!、あたしもそうだったぞ」


 マネージャーさん達がそう言った後、初お姉ちゃんが続ける。


「嗚呼、あびるお姉様がどんどん大人の階段を登って行きますわ~…。」

「ウチらも同い年やん、すぐ体験出来るようになるわ」

「アタシはまだ1年近く先だけどな…。」

「そう言えばお昼に、パパの昔の音楽仲間に会って『デビューさせてくれ』ってせがまれて曲聴いたけど…。」

「確かにあの時より歌上手くなってて、良い曲作れてたけど…。」

「1回聴けばもうイイかな~?、って感じだったっす」

「アタシらも今度聴くわ、ラッズを捨てた女がどんな曲書いてるのか気になるし…。そう言えば4月3日に出したCD、全部初週で500万枚以上売れたらしいぞ?」


 と蒼絵お姉ちゃんが言うと、瑠実お姉ちゃんが驚きながら。


「初日だけで500万枚以上!、売れ方明らかにおかしいやろ?」

「瑠実お姉様の言う通りですわ!」

「くくく。我が魔力を使えば当然の事だ!」

「そりゃ3枚同時であれだけ売れれば、世間も大盛り上がりだろ。ネットでも『ラ●クの再来だ!』とか言われてたし。後『2001年3月28日の再来』とも言われてるな、ネット上で」

「その日何があったのパパ?」

「この日は『日本で最もCDが売れた日』と言われてるんだ。●多田●カルさんと浜●あ●みさんのアルバム対決で、どっちも初週250万枚以上売れたし、その頃はまだCD自体が平均的に売れてたから」

「どの位売れてたんすか?、当時」

「アルバムチャートの10位だと今は平均5千枚だけど、同じ10位でもあの当時は平均5万枚だよ。ちなみに今だったら5万枚で1位取れる可能性もあるよ~♪。そう言えば3人に印税、5千万ずつ位振り込まれてたよ~♪」

「そんな大金わたしが持たない方が良いからママに管理して欲しい!」

「ボクもっす!」

「嗚呼、俺本当に音楽で生活出来るようになったんだな~…。」


 とパパがしんみりしていると、冬目さんが。


「兎に角、これで安心して社長に報告出来るますね…。」

「がっはっはっはっは!、そうだな」

「私もです。社長は皆さんのゴスロリメタル路線に、随分と難色を示されてましたから…。」

「私は、今の皆さんの方が好きです」


 と前田 凛さんがそう言うと、ママが。


「あーちなみにこの5枚のCDの中で、現時点で一番売れてるのはめいみんバンドの曲だから」

「そりゃそうだよ、ボランティアソングで、しかも税込み500円だし…。ちなみにアルバムは3000円。これらはちゃんとあーしらの懐に入って来るよ~、シングルの分も含めて♪」

「流石にデジタトゥのCD迄ボランティアだったらどうしよう、って想ってたよわたし」

「ボクもっす!」

「ウチらもやん。BerryenのCD迄ボランティアやったら叶わんわ~!」

「ちなみにデジタトゥが僅差で勝ってるぞ」

「くっそ~。我らは3曲同時だからいけなかったのだろうか…。」

「そう言えばアタシら、半年後にドームツアーやる事が決まったぞ」

「おお凄いじゃん皆!。蒼っちずっと言ってたもんね?、いつかドームツアーやりたい、って」

「実はわたし達もドームツアーが決定したんだよ」

「ボクらは4ヶ月後だから一足先っすね。どうしたっすか初お姉さん?、元気無いみたいっすけど…。」

「実はわたくし、高校卒業と同時にバンドを辞める予定だったんです、当初は」

「えっ!、何でやねん?」

「わたくしに取ってのバンド活動は、高校生活を安全に過ごす為の手段で、卒業したらそのまま辞めようと想っていたのですが、辞めるのをやめますわ!」

「それがええねん!。でもどうしてそう想ったんや?」

「だってこの間、マリみたの原作者の『今度お行き』先生と、作画担当の『響くレイン』先生、そして漫画版の絵を描かれてる『長崎さとり』先生からも、サイン入り色紙を頂いたのですわ~!」


 と初お姉ちゃんは、自慢げにサイン入り色紙を見せてくれた。


「こんなに素晴らしい物を頂いたら、辞めるなんてとても出来ませんわ~!」

「なっ!。アタシらとバンドやってて良かっただろ、ウィッチ?」

「ええ、蒼絵お姉様の言う通りですわ!」

「そう言えばあいつら、今度はどんな罪に問われるんだ?」


 パパがそう尋ねると、冬目さんが。


「住居不法侵入、傷害罪、器物損壊罪、監禁罪、銃刀法違反、恐喝罪、未成年わいせつ行為、執行猶予中にこれだけ1度にやらかせば、多分女性陣は10年位、男性陣は多分20年位出られないと思います…。」

「ていうかもう、一生出て来なくて良いよ…。」

「ボクも同じ意見っす…。」

「そうだ!。折角だからあーしと蒼っちが空手を始めた経緯と、蒼っちが何でロックに目覚めたかを語っても良い?」


 ママの突然の提案に、わたしは食い気味に。


「聞きたい!」

「ボクもっす!」

「そう言えば蒼絵姉が、どうやってロックにハマってったか聞いた事無かったわ…。」

「瑠実お姉様の言う通りですわ~」

「くくく。では折角だから、我がリングランサーと出会ったきっかけも語るとしよう!」

「それはイイ!」


 蒼絵お姉ちゃんの言葉に、ざくろお姉ちゃんが「何故だー!」と言うのと同時に、その場が大爆笑に包まれる中、ママが静かに語り出す。


「あーしと蒼っちが小学校に入る半年位前に2人で公園で遊んでたら、近所の悪ガキ共があーしらを『母国に帰れ外人!』とか言いながら虐めて来たんだよ」

「あったな~そんな事。で、このまま小学校に入ったらアタシら、絶対いじめられると思って近所の空手教室に通う事にしたんだ」

「あーしらの予想通り、入学後早速クラスの子達4人にいじめられたから頭に来て、蒼っちと一緒にそいつら皆ぶっ倒したんだよ、その後お母さんと相手の親に怒られたんだけどね…。」

「そいつら早くも、強者と弱者を使い分けるなんてずる賢いなあ…。」


 とパパがその子達に呆れてる中、ママが続ける。


「でもそのお陰であーしら、虐められなくなったんだよ。そして中学で空手部に入って2人共更に強くなってったんだ。そんな中蒼っちが中2の正月明けにロック、特にラ●クにハマってったんだよね?」

「ああ。だからアタシ、お年玉でギターを買って、受験勉強に支障をきたさない範囲で練習を始めて弾けるようになったら益々面白くなってったんだ。そして高校に入って皆と出会い、高校生活とバイトを並行させながら音楽活動に勤しんだ。そこから先は、皆も知っての通りだ」


 こんな感じで皆で楽しく過ごして、その日はお開きとなった。ちなみ後で知ったんだけど、ベリーさんがMスタ放送中に、わたし達のCDをプッシュしてくれたのと、ベリーさんとジャスティスさんにフォローされた影響か?、外国人観光客がわたし達の山積みにされたCDを珍しがって、何人も爆買いして行ったのも要因の1つだと聞いた。世界的大スターの影響力って、本当に凄いとしか言いようが無い…。

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