容赦のない異世界転生ものが好きな人に合う作品だと思います。
序盤から孤児院での飢えや貧困、拾われてからの不穏さまで遠慮なく描かれるので、楽な気分で読むタイプではありません。
ただ、その重さを主人公リエーニの口の悪さとしぶとさがしっかり前に進めてくれるのが良いです。とくに、理不尽にただ潰されるのでなく、皮肉と反発心で踏みとどまる感じがこの作品の強み。
荒っぽいのに面倒見のよさが見える場面もあって、脳死カタルシス以外を読みたい人にピッタリです。
ダーク寄りの世界観と、生き方の泥臭さを楽しみたい人はかなりハマるはずです。