クラフター猫(ケットシー)に転生したので好きにやるにゃん
ツナ
第1話 猫になった日
「うぉぉい!?なんで猫になってんの!?」
鬱蒼とした森の中1人?1匹?ポツンと木のうろの中叫んだ
確か記憶の中ではトラックに乗っていた最中に猫を避けて…事故ったような
「異世界転生ってトラックにぶつかったらじゃないのかよ…しかも猫ってどうやって生きれば良いんだ?」
ふと1匹は気づく、言葉が喋れてる事に
これはまさか
「ステータス!で、で、で、でたー!」
そこにはステータス画面が!
しかもこの画面はなんでも作れる四角系ゲームの画面にクラフトメニューがあるようだ
ステータスには
名前(無し)
種族(ケットシー)
レベル1
スキル
クラフト
言語認識能力+
インベントリ
鑑定
生活魔法
と書かれていた
異世界3点セットの言語能力とインベントリと鑑定にクラフト能力と生活魔法と言う物があるみたいだな
鑑定はありがたい、食える物がわかるだろう
生活魔法は鑑定曰く火起こし、飲水、浄化の3つで浄化は自分を綺麗にするのと使ったところを綺麗にするみたいだな
それとどうやら自分に鑑定をかけてみたところ猫が毒になるような物を食べても大丈夫なようだ
(ネギやトマト等結構あるからありがたい)
ただの猫だと思っていたらどうやらケットシー種族は中身が人間に近いみたいだが身長は…ふくよかな成猫だな
なるほど割と手が器用な感じがしたけどこれなら道具も使いこなせる感じなんだな
「この木のうろの中も安全とは言えないしまずは採取してクラフトで生活拠点を作らないとな」
と外に出る、今は昼なのだが手の入ってない森はマジで暗い
倒壊している木も何本も見えるしなぁ
「じゃ、じゃあまずはこの倒れてる木にチョップチョップチョップ」
手が痛い、割と力がいるのか?
と突然スコンと木の1m四方が無くなった
そしてインベントリを見てみると
「おおー、木ゲット!これをクラフトにぶっ込んで…良し、木材ゲットかーらの木の棒からの木の斧…は出来ない…作業台だ!」
トストストスと倒木を叩きまくってっ木のブロックを確保
そして作業台作成!
「頻繁に使うから木のうろ付近でっと、しっかしこの木大きいなぁ」
猫がいた木は樹齢何年か分からないくらい大きい木で直径10mくらいある
鑑定したけど木としか出てこないがファンタジーよろしく世界樹さんではなく杉の木らしい
一旦長寿杉さんは置いといて作業台でクラフト
チャッチャチャー!猫は木の斧を手に入れた
早速手に持って残った倒木をカンカンカンと
「はっや!これはヤバいな。っと木のツルハシも作っておいて倒木を片すか」
とりあえず倒木している木を叩きまくり斧が砕け散って木を沢山手に入れた
次は石だ!ツルハシ持ってカンカンカン
石は無くなりブロックを手に入れた
よしよし、目に付く岩を叩きまくり木のツルハシは砕け散った
「これで石シリーズが作ってっと、石の剣石の斧、石のシャベル、石のツルハシ、初期装備ヨシ!」
次はブロックの確認
石のブロックを目の前にホイ
1mの石のブロックが現れた!
上に置いてっ下を叩くと…
「あーやっぱり浮くのか…
これは空中拠点が作れるじゃないか!
そうだ、水を確保したら長寿さんにくっ付けてそこそこ高い空中拠点はにして仮の住処を作るか」
1つ目標が出来ました!
元気なうちに食料と拠点を作らねば
「さて、次は倒木じゃなくて生えてる木を叩くか」
幹が小さい木でコンコンコンと試してみる
どうやら必ず自分と反対方向に倒れる、上部分だけその場には留まらないみたい
大きい木を切る時は切り離すと丸太になった
「なるほど、倒れてた木は乾燥して丸太になると、これはこれで使えそうだな」
インベントリにはシュッと入りました
更地にする勢いで切ると逃げ場が無くなりそうなのである程度の距離を確保しつつコンコンして木、木のブロック、木材、棒をゲット
そして石を見つけてはカンカン、ある程度の距離が取れたらコンコンして素材をゲット
「喉が乾いたな、生活魔法も試してみるか」
どうやって出るのかわからなかったが飲水と唱えると目の前に水玉が浮いていたのでゴクゴク
「冷た!うんま!プハー」
助かる、水さえあれば腹へりも多少誤魔化せるからな
そして少しふらっとした、まだ疲れるほど動いてはいないんだがなぁ
長寿の木さんから円形に木を切ったがかなり明るくなったな
一旦木のうろに戻って中をシャベルで整地し木の中の後左右上下をコンコンして木のブロックを設置
なんせ猫なのだこれでも余裕がある
「仮拠点とは言えこれはこれで秘密基地感あって良いなぁ、ただ長寿さん、いや長老さんか、この木の負担になったら嫌だな」
と言う理由でなかはこれ以上は使わない形にしとこう
ドアを作業台で作ったら2mはあった
成猫1mないんやぞ!どうするかなーと作業台で考えてたら
(クラフト▶︎ケットシー用ドア)
とか出てきおった
実際、斧やシャベル、ツルハシも小型だったんだから調整されてるんだろうな
そんな事を思いながら小型ドアを設置して少し休憩がてら丸くなるのだった
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