──創作界の裏側で起きた『事件』の全記録──
創作界の裏側には、時に『事件』と呼ぶしかない瞬間がある。
第一回真白賞受賞発表――それは本来、粛々と作品が評価され、
淡々と結果が発表されるはずの場だった。
だが、あの日。
真白賞は、違った。
目を離した隙に、
主催者・真白透夜が「事故ってたなwww」と笑うほどの混乱。
参加者たちは無言で巻き込まれ、コメント欄は静かに燃え上がり、
そしてその中心にいながら、何も知らずにいたのが――
柊野有。
その数時間前、彼女は作品を提出し、評価され、
真白賞を受賞していた。はずだった。
……にもかかわらず。
刺客・志乃亜サクの『脅威の追い上げ』、
『なりふり構わぬ作法』、
そして
『最強の一点突破の作品』。
彼女は、受賞を取り下げられるという前代未聞の展開に巻き込まれた。
真白賞の本編およびコメント欄には、彼女の
巻き込まれ人生…!
うわーん :( ˃ ⌑ ˂ഃ ):
という悲しみが刻まれ、
さらに、
反則して言い訳までする信じがたいこのダサさ
とりあえず、一緒に謝っときますかwww
……など、創作賞とは思えない阿鼻叫喚のやり取りが並ぶ。
柊野有は、その日、ただただ立ち尽くした。
しかし――ここが重要だ。
柊野有は、地に落ちたのではない。
落とされたのでもない。
『巻き込まれただけ』で、作品の価値は揺らがなかった。
むしろ、
「完成度の高い、バランスが取れてしまった作品」
と真白透夜に評され、
真白賞を受賞しかかっていたという事実は消えない。
消えないが……。
年末から第一回真白賞受賞を何よりも夢見ていたのだ。
全力で、文字数ギリギリまで使い、気持ちを込めて書いた。
しかし、舞台には、魔物が住む。
この『♑️第1回真白賞』は、
真白賞選者と作家のあいだで起きた
『悲劇と栄光の同居』 をリアルなタイムラインで描く、
創作界の一点突破した瞬間のドラマである。
企画賞は、最後の一秒まで結果がわからない。
悪魔と天使の仮面をかぶった選者・真白透夜が、
悪魔に振れた瞬間がここにある。
落ちた作家たちの悲しみを震えて感じてほしい。
そして、すべての力作を地におとしめた
至高の一点突破の作品が、ここには、ある。
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第一回真白賞『国が沈む日』
志乃亜サクさま、映えある受賞おめでとうございます。
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その一部始終を、あなたの目で確かめてほしい。
そして――
あなたも、この阿鼻叫喚の主人公になってみないか。