2 運命の糸
私には人と人の間に糸が見える
それも様々な色と意味があった
赤い糸は結ばれる確率の高い同士
青い糸は別れる確率の高い同士
黄色の糸は友人でいる確率の高い同士
糸が見えるようになったのは小学4年生の頃からだ
4年生の頃私には好きな人がいたけれど
私と好きな人の間には黄色の糸が繋がっていたので諦めた思い出もある
それから誰かを何回も好きになったけど
相手と私に赤い糸は結ばれることはなかった
私には唯一糸が見えない相手がいる
『おーいまた振られたのかよ!笑』
それは幼なじみである彼だ
彼は私に好きな人ができる度からかってきたり、やめとけよーって言ってくる
それだけじゃない
いつも筆箱を隠したり何かと私につっかかってくる
こんなやつとの糸なんて見えてなくてもわかる青の糸だと
けど最近水色の糸が見えるようになった
糸の意味にまだ確証は持てていないので気にしないようにしていた
水色の糸が見えるようになって数日後、
校舎裏の草むしりを頼まれていたので草むしりをしていた
しかもよりによって幼なじみのあいつとだった
『お前また好きな人できたんだろ?』
とニヤニヤしながら近づいてくるので
『あんたには関係ない』と言い立ち上がった瞬間、私はよろめいて転んでしまい、あいつとぶつかった
『ごめん、今どくから…』
けど私は動けなかった
彼と私にある糸を初めてみたのだ
それは水色の糸
『その、好きな人ってさ…俺じゃダメなのかよ』
そう言われた
水色の糸、それは私の両親や結婚している人についていたもの
"結婚する確率の高い同士"というひとつの可能性が私をさらに赤くさせた
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