大正ロマン溢れる舞台に忍び寄る吸血鬼の影。
それを追い、殲滅するために組織された特務部隊という、王道なダークファンタジーの一面。
もう一面は、年頃の少年少女たちが青春し、悩み、戸惑い、与え、そして恋心を育んでいく。
カフェーのビターなコーヒーのような一面と、甘いカフェオレのような一面の両方が、同時に味わえる1品です。
文体も軽く、気づけば次の話を読み始めている。
1話ごとに主要キャラクターがほとんど出てくるので、このキャラはどこで何をしてる?と迷子になることもありません。
甘い青春の初恋から、大人の色香まで。多種多様な青春がここにある。
ストレートに成就する恋もあれば、なんども遠回りをしてもどかしい恋もあり。やっとか!がんばったな!
気づけば、みんな応援しちゃってる自分がいました。
紆余曲折しましたが、私はぼたんちゃんと旭くんが無事に推しとなりました。
キャラへの愛が強すぎる短編もしっかり用意されていて、ファンサも安心です。
ここから?というところで完結ではありますが、続編もあるのでご安心を。
皆さんも是非、大正の世界に飛び込んでいきませんか?
大正モダンの空気が漂う世界に、街を密かに跋扈する怪しげな吸血鬼たち。
それに立ち向かう特殊部隊「白銀(しろがね)」を描くダークファンタジー。
そして、大正時代ならではの和洋折衷なグルメの数々!
カレーライスやカツレツ、お団子など、作中で登場するご飯の描写にお腹が空くと同時にすごくほっこりする絶品「飯テロ」です(お腹が空いているときの読書は少し危険かも……?笑)
一生懸命な主人公・憩ちゃんがとにかく可愛くて、今のところ一番の推しです🌸
周りのメンバーが揃いも揃って過保護になってしまうのも、この無自覚な可愛さがあってこそ!
✨ 憩ちゃんのピュアな可愛さ 🌸
⚔️ 白銀メンバーとの尊すぎる絆 👥
🧛♂️ 大正ロマンのダークな吸血鬼バトル 🩸
これが全部ギュッと詰まっていて、ページをめくる手が本当に止まらなくなります! 📖💥
本作は吸血鬼が潜む大正時代の日本を舞台に、血の秘密を抱える少女が仲間たちとの絆を得るまでの物語です。
シビアでダークな世界観ですが、登場する個性豊かなキャラクターたちの掛け合いがとにかく楽しく、気づけばその世界にどっぷり浸かっていました。
特に印象的なのは群像劇でありながらキャラクターの視点や心情描写が非常に分かりやすいことです。
一話の中で多数の人物の視点が描かれていても「誰のセリフなのか」「誰が何を想っているのか」で迷うことはありません。
丁寧な心理描写とテンポの良い会話により、それぞれの関係性や想いが自然と伝わり、
まるでアニメや映画を見ているかのように情景や空気感が自然と頭に浮かびます。
一方その裏で少しずつ積み重なっていく不穏な気配。
序盤から散りばめられていた謎や伏線が終盤にかけて一気に回収されていく様は見事でした。
そして新たに訪れる危機――。
舞台は北へ。
この先どのような運命が待っているのか、ますます目が離せません。
気付けば登場人物みんなの幸せを願ってしまう、そんな物語です。
作者様、第一帖の完結お疲れさまです。
素敵な作品をありがとうございました。
第二帖の開幕を心待ちにしております。