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しおりちゃん

しおりちゃん

お肉にはワサビ

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★★★
★30
10人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 猫小路葵
    850件の
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    ★★★ Excellent!!!

    しおりちゃんの思い出

    語り手である「私」と「しおりちゃん」が初めて会ったのは、もう何年も前。
    歳は五つほど離れているが、誕生日が一日違いというのがきっかけで仲良くなった。

    それからの二人のことを、「私」はただ淡々と、凪いだ水面のように語る。
    ひとつひとつ順番に思い出を追いかけながら、読み手は彼女たちのドキュメンタリーフィルムを観ているような気持ちにもなる。

    どれだけ仲良しだったとしても、環境が変わると、人はだんだん疎遠になる。
    嫌いになったわけではない。
    ただ生きる場所が変わっただけ。

    「私」はそれを悲しんだりも、怒ったりもしない。
    「仕方のなさ」に宿る寂しさをそっと抱きしめるように、流れる川面を見つめるように、ただ静かに――思う。


    気付けば息をひそめるようにして読んでいました。
    読み終えたときの心の震えを覚えていたいと思いました。

    • 2026年2月9日 00:35