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  • コルネリアの「幸福を保ちなさい」という助言が、今のエヴァリエにはあまりにも重く、そして皮肉に響いて胸がざわつきました。
    「聖女になれば…」「父に認められれば、愛されれば……」と、外側の条件を追い求めてきた彼女は、肝心の自分自身の幸せの形がまだ朧げなままであるように感じました。それを保ち続けるようにと言われても、なぁ……と。
    セラフィナだけでなく、エヴァリエにも、自分の幸せとは何かを掴める日が来るとよいのですが。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。
    「幸福を保ちなさい」というコルネリアからの助言は、今のエヴァリエにはとても大きく響いたのだと思います。
    なりたかった聖女。けれど、幸福であり続けなければならないという重みもまた、今のエヴァリエには大きいのだと思います。
    本当はもっとささやかな幸福もあるはずなのに、それでもなお求め続けてしまう。いまの彼女は、まだそのことに気づけていないのかもしれません。

  • 香蜜が生まれ、確かに大きな務めを果たしたはずなのに、その直後の回廊でエヴァリエに返ってくるものがあまりにも静かで、かえって孤独が際立って見えました。
    祝福というより、記録され、配置され、役目を与えられていく感覚が強くて、とても切なかったです。
    その冷たさの中でなお薔薇香を崩さないエヴァリエの健気さが沁みました。
    どうか、報われて欲しい……

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン) さま

    コメントありがとうございます。

    あの場面、香蜜が生まれたこと儀式は大きな祝福のはずなのに、その直後の静けさがかえってエヴァリエの孤独を際立たせていたので、そこを受け取っていただけてとても嬉しいです。

    「どうか、報われて欲しい……」のお言葉が、本当にやさしくて沁みました。

    双子という特別な”対”を持つからこそ、エヴァリエは自分の立ち位置や孤独をいっそう強く意識してしまうのかもしれません。

    この先の彼女も見守っていただけたら嬉しいです。

  • ダリウスの絶対取り戻すマンな決意が怖すぎますね。
    しかしここで、彼にとっての、リリカを通した双子の見え方の違いが明かされてきてハッとしました。
    ダリウスの渇望というか執念は、その時から始まっている?
    似てる似てない以前に、そもそもセラフィナは、自分の娘とはいえないという認識があるんですね。だから、一線を越えることができちゃう。

    ただ、「父として統べ、縛」るのも「恐れずに抱きしめ、ただ愛せる」のも、どっちも間違ってます。誰かお父さんを教育してやってください。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    ダリウスの怖さを受け取っていただいてありがとうございます。
    そうなんです。彼にとっての双子の見え方の違いも、かなり根の深いところにあります。
    彼自身にも埋められない欠けがあるのだと思うのですが、それがそのまま渇望と執着になってしまっているのが、また厄介なところです。

    そして、「誰かお父さんを教育してやってください」には、思わずうなずいてしまいました。
    その役目を担うのは、きっとセラフィナです。
    でも、ダリウスにいちばん効くのは、たぶん彼女の香なのだと思います。

  •  星蜜から香蜜へ、天と地を聖女が結ぶ。なんと美しい儀式でしょうか。でも双子の想いはアルディスにひとりに……。

     叶わぬと知ったとき、果たしてエヴァリエは。暗い陰謀に付け込まれそうな、不穏な気配も漂っていたように感じました。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    星蜜から香蜜へ変わっていく儀式の美しさを、そのように感じ取っていただけてとても嬉しいです。

    そして、双子の想いの行方や、不穏な気配まで受け取っていただけて、どきりとしながら拝見しました。
    形は違っても、二人ともそれぞれに幸福を探しているからこそ、簡単にはいかないのだと思います。

    エヴァリエが今の思い込みに気づいたとき、どのようなことになってしまうのか……。

    まだしばらく時間はかかりそうですが、引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  •  エヴァリエの孤独、そして愛されることへの渇望、そして彼女なりの妹への想いが心に染みる回でした。それにしましても、聖女に選ばれるという決着がついたのに。お姫様方の嫉妬心、コワイ……。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    エヴァリエの孤独や愛されることへの渇望、そして妹への想いまで感じ取っていただけて、とても嬉しいです。

    あの子は、セラフィナとはまた違う形で、こうした悪意には棘を立てて返せる子なのですが、そのぶん内側は決して強いばかりではなくて……。
    そこが少しでも伝わっていたなら何よりです。

    決着がついたあとでも消えない嫉妬の怖さにも触れていただけて嬉しかったです。

  • ピナとはお別れ……! 寂しい(涙)。
    アルディスの気遣いを感じつつも、自らの足で立って進もうとするセラフィナが眩しいですね。
    恐れずに歩き抜こう、という彼女の決意が、黎明の光景と重なって美しいです。
    がんばれセラフィナ!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    まずは、ついに王都脱出までお越しくださりありがとうございます……!

    ここまで見届けていただけて、とても嬉しいです。ピナとの別れを寂しく感じていただけたのも、セラフィナが自分の足で進もうとする決意を受け取っていただけたのも、あの重い大序章を越えてきたからこその出立として感じていただけたのかなと思い、嬉しくなりました。

    ここからの章は、空気も少しずつ解けていきます。もちろん楽なことばかりではないのですが、序盤とはまた違う景色が見えてくるはずですので、どうぞ楽しんでいただけたら嬉しいです。

    「がんばれセラフィナ!」ありがとうございます。セラフィナ、これから一段と頑張っております。

  • なんと……眠っている部屋に侵入して、乙女の髪を切って持ち去るとはっ!アゼルに対するゾワゾワ感が倍増しました。
    一体、持ち去った髪で何をするのか……。どう考えてもよからぬことですよね。


    一方で、次第に距離を詰めていく二人の関係も良いですね。
    アルディスは、責務だ、なんだと言っていますが、少しずつそれが責務だけのものでなくなる様子が垣間見えて良いです、。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。

    あの気味の悪さにぞわぞわしていただけたなら、まさに、でした。
    大序章で感じていただいた査察のときとはまた違う形で、アゼルの執着の不穏さが出る場面だったと思います。

    持ち去った髪がこの先どう使われるのかも含めて、あまり穏やかでは済まなさそうですね……。

    そして、アルディスの「責務」も、二人の関係もこれからどのようになっていくのか引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  • リリカは薔薇香だった、苺ではないのですね。香は違えども、容姿はお母様似、ということでしょうか。
    そしてルセリアは、リ・ヴァリエール侯爵家の娘。ふむふむ。父上が殿下に売り込んでおりましたね。

    エヴァリエが、繊細に敏感に、元高姫やその母親たちの心情を感じ取っているのが、とてもよく伝わってきて……ああ、自分だったら胃が痛い、などと凡人の感想を抱いてしまいました。あの場で、聖女かくあるべしと自らを律するエヴァリエ、偉いなあ。

    そして彼女が、アルディス様が見てくれたとか、色々心の奥で嬉しがったりときめいたりしているのが、なんとも切ないです。
    エヴァリエにも最後は素敵な伴侶ができて欲しいけれど、このままだと王と結婚ぽい?!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    読んでいただいてありがとうございます。

    そうなんです。母リリカは、薔薇香だったと言われていますね。
    ただ、評定の場では「お一人は面差しがよく似ておられる」とも語られていて、作中ではセラフィナのほうにリリカの面影が重ねられることも多いです。

    エヴァリエは表向きは気丈ですが、中はとても繊細です。
    そしてセラフィナもまた、別の形でかなり繊細なので……双子の対比を面白く見ていただけたら嬉しいです。

    アルディスのことを含めて、エヴァリエの行く先はまだこの時点ではお伝えしにくいのですが、最後にはきちんと救いがある形にしておりますので、まずはご安心いただければと思います。

    王都脱出まで、あともう少し。
    どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

  • 出たー!アゼル!と読んだ瞬間思いました。
    あの査察の時も、本当に感じ悪くてゾワゾワしたんですよ…。
    相変わらずの執念深さと空気の凍りつかせ方には本当に背筋が寒くなりました。

    せっかくルシアに髪をすいてもらい、宿の温かい食事でセラフィナが安らぎかけていたのに、あの「黒檀冷香」が漂ってきた瞬間の絶望感といったら……。

    翌朝無事に出立し、砦へ向かえますように。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    ええ、出てしまいました、アゼル……。
    あの独特の話し方や、間の取り方の不気味さまで受け取っていただけて嬉しいです。査察のときのぞわぞわを思い出していただけたのも、まさに、と思いました。

    今回はアルディスがすぐ近くにいてくれることが、セラフィナにとって大きな違いだったのだと思います。安らぎかけたところへ差し込む黒檀冷香の気配も含めて、場の空気を感じ取っていただけて嬉しかったです。

  • 楽しみにしていた馬市で、手袋や鞍布を見つけて喜んでいたセラフィナの無邪気な姿が、あの不気味な商人のせいで恐怖に塗り替えられてしまう展開に胸が痛みました。宿香を「瓶に移す」って不穏すぎる!「抜けば楽になる」って何!?と思いまあした。

    だからこそ、最高のタイミングで現れたアルディス殿下の「そこまでだ」という一言の、なんと心強かったことか!急かさず離さずエスコートする姿かっこよかったです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。

    セラフィナが好きなもののたくさんある馬市で、あの商人の登場によって一気に空気が変わってしまう怖さや、セラフィナの気持ちを汲んでくださりありがとうございます。

    アルディスが近くにいること、その安心感も伝わっていたなら嬉しいです。

  • 同じシーン、アルディス視点ではこのように映るのですね。
    確かに、「聖女ひとりの印」で問題が解決するはずないですし、国政が回るわけでもない。
    とはいえ、聖女に意味がない筈もなく。施政者としては、付き合い方に慎重さが求められそうです。

    自分が王でセラフィナが聖女だったら……と、うっかり想像しかけてしまうアルディスが良いです。

    殿下、モテモテですけど、ご本人はそういうことには無頓着なのでしょうか。
    だとしたらちょっと罪なお方ですね。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます。

    どの視点で書くか本当に悩んだ場面だったので、こうして受け取っていただけてとても嬉しいです。

    アルディスは最初、父王のような「聖女必須」の考えではなかったのですが、セラフィナを見てから少しずつ、その見方が揺らぎ始めているのだと思います。

    そして、自分が王でセラフィナが聖女だったら……と、うっかり想像しかけてしまうところまで拾っていただけて、にやにやしてしまいました。

    殿下、たしかにモテるのですが、向けられる好意の中には憧れや政治的なしがらみも多すぎて、自分個人への恋愛にはむしろ猜疑的なのかもしれません。そういう意味では、本人はあまり自覚のないまま、ちょっと罪なお方です。

  • グレイオスにかかれば、エヴァリエもまだまだ子供なんですね。絶対、ちょろいと思ってますね、このおっさん。
    エヴァリエが、ある意味、真面目で良い子で、欠落を抱えているからこそ、グレイオス的には上手く付け込めてしまうのだなあ。悔しい。

    あれ。また珠、増えてます?
    ヴァルドも、手袋が映るたびに、不気味な雰囲気を感じてしまいます。
    セラフィナも、まだ聖女として諦められたわけではないのかな。
    「私の手の届くところで」って、その台詞も怖いんですが!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    姉って、守られるより先にちゃんとしていることを求められやすくて、我慢して、正しくあろうとしてしまうのですよね。

    でも父があのダリウスで、しかもグレイオスもそこをよく分かっているので……本当に悔しい場面でした。

    そして、珠やヴァルドの手袋にまで目を留めてくださってありがとうございます。
    はい、珠、増えております。
    あのあたりは、のちのちじわーっと効いてくるところです。

    この章にはいくつかそういう小さな印を置いておりますので、いつか、これか! と読み返したくなる日が来たら嬉しいです。

  • エヴァリエ……彼女にとっては、セラフィナへの父親の執着は、自分には与えられない溺愛と映っていたのですね。
    ううーん、なんという、辛いすれ違い。
    セラフィナが父親を受け入れたと思うことが、エヴァリエ的には、あそこにあるのは「穢れた」関係なのだから、自分にはそれがなくても良かったんだ、という慰めになっているのかも。
    更になんとなくですが、父親への渇望が、グレイオスで代用されているような危うさも感じてしまいました。

    しかも密かに思うアルディスは、セラフィナを選んだような状況ですし。
    まだしばらく、姉妹の和解はむりそうですね。
    エヴァリエ自身も、傷つきそうですし、心配です。
    このまま王都の陰謀の中に残されるとしたら、彼女もかわいそう。

    エヴァリエも最後には幸せになってほしいものです。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    エヴァリエのすれ違いの痛さを、こんなにも細やかに受け取っていただけてとても嬉しいです。

    父から愛されたいのに、愛されない。そのことがまた、彼女の中に歪みを生んでしまうのだろうなと思っています。

    そして、グレイオスの存在にも危うさを感じていただけたの、まさに……という気持ちです。

    アルディスのことも含めて、まだしばらく姉妹の和解は遠いのですが、だからこそ、エヴァリエにも最後には幸せになってほしいというお言葉がとても沁みました。

    引き続き見守っていただけたら嬉しいです。

  • いやー、最後に、抑えていた白檀が……のところで、こちらも止めた息吐き出すような、そんな気持ちになりました。緊張の評定殿でした。
    アルディスお疲れ様です。その自制と思慮が眩いです!

    そして、相変わらず親父怖い!
    諦めない気満々ですね。砦まで追ってくるんかい!

    あと、ヴァルドとグレイオス、相変わらず不穏です。彼らの狙いはなんなのか。
    審問マニアのアゼルも、悪とは違う気がするけれど、やっぱり怖いです。

    作者からの返信


    @SERIS-KO さま

    止めていた息を、アルディスといっしょに吐き出すように感じていただけて、とても嬉しいです。

    アルディスへのお言葉もありがとうございます。あの場では、感情をぶつけるよりも、黙って耐えて、通せる一手を通すことに賭けていました。自制と思慮を受け取っていただけて報われます。

    そして親父は……はい、諦めません……。
    ヴァルドとグレイオス、アゼルの不穏さにも触れてくださってありがとうございます。あのあたりは、三者三様に怖い人たちです。

  •  なんという不審な男。どの陣営の手の者なのか。香を売る、とは? でも何も知らなそうなセラフィナと異なり、アルディスは心当たりが有りそうですね。無事に辿りつけるのでしょうか……。 

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    あの男の不審さや、「香を売る」という言葉の異様さを受け取っていただけて嬉しいです。
    賑やかな馬市の中で、楽しい空気が少しずつ怖さへ変わっていく場面でしたので、そこを感じ取っていただけたことがとてもありがたかったです。

    セラフィナにとっては何をされるのかも分からないぶん、なおさら恐ろしい出来事だったのだと思います。
    この先、その不穏さが何だったのかも少しずつ見えてまいりますので、引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  • 23年という空白がどのようなものか、枯れた川筋や井戸を叩く乾いた音として具体的に突きつけられ、セラフィナと一緒に胸が締め付けられる思いでした。聖女がいないというのは、これほど国を疲弊させるのですね。

    今は役に立てないと無力感に沈む彼女に、殿下が言った今必要なのは、生きるための物というのは非常に現実的です。人は、切り捨てるのはまず娯楽や心を整えるものからですからね。
    いつか、セラフィナがこの村を再訪し、生きるために必要なものの次を渡せるといいなと思いました。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。

    23年の空白を、井戸や川筋の乾きとして受け取っていただけて、とても嬉しいです。
    いま人に要るものと、その先にようやく届くものがあるのだと、セラフィナもあの村で痛いほど感じたのだと思います。

    そして、その先を願ってくださるお言葉が心に残りました。
    セラフィナの中にも、静かに残っていく願いなのだと思います。

  • アルディス殿下の判断、本当に見事でした。
    あの場で規則や建前に従うのではなく、違和感とセラフィナの声を信じて踏み込んだ決断――簡単にできることじゃないと思います。

    しかもただの衝動ではなく、その先にある責任まできちんと引き受ける覚悟があるのが、本当にかっこいい。
    「守る」と決めた瞬間に、制度も立場も越えていく強さに震えました。

    ずっと息苦しかったあの世界の中で、やっと一筋の光が差したような気がします。
    あの閉ざされた空気の中で、誰も踏み込めなかった場所に手を伸ばしてくれたのが、アルディス殿下だったのが救いでした。

    セラフィナの「助けて」という声が、きちんと届いてよかった。
    あの子があのまま飲み込まれなくて、本当に良かったと心から思います。

    どうかこのまま、彼女がちゃんと守られて、少しでも穏やかな時間を取り戻せますように。
    セラフィナが、幸せになってくれることを願わずにはいられません。

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン) さま

    コメントありがとうございます。

    あの場のアルディスは、ただ勢いで踏み込んだのではなく、自分が何を背負うことになるか分かったうえで、それでもセラフィナを見捨てない方を選んだのだと思っています。
    なので、「助けて」という声がきちんと届いた、と感じていただけたことがとても嬉しかったです。

    息苦しい空気の強い場面が続いたぶん、あそこで差した一筋の光を受け取っていただけたことにも、ほっとしております。

    セラフィナの穏やかな時間まで願ってくださって、ありがとうございました。

  •  一般的には麦に金色を宛てるところを、銀麦とする。北辺の地に相応しい清さと静けさが加わったように思います。アルディスを起こさないセラフィナの優しさともリンクした、見事な色彩の妙と感じました。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    銀麦、この響きが気に入っております。
    金ではなく銀にしたことで出したかった北の静けさを、こんなふうに受け取っていただけて嬉しいです。

    麦といっても、実りのまぶしさより、ここでは少しひややかな空気や静かな色合いを感じてもらえたらと思っておりました。

    セラフィナの優しさとも重ねて見ていただけて、うれしいです。

  • ストイックに、他者の為に、耐える男は良いですね。
    すみません、アルディスがかっこよすぎて脳が蕩けたコメントしか出てきませんでした。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    脳が蕩けるほど感じていただいて、ありがとうございます!
    このアルディスを見てもらうために、ここまでがあってもいいぐらいです。

    そして、アルディスはこの先もっとかっこよくなります。たぶん……!

  •  父からの解放に安堵して、開いてしまった苺香に戸惑うセラフィナ。責任感が勝って、まだまだ硬いアルヴィス。「君」呼びが変わる日が遠からず訪れると思うのですが、それは何時のことか。楽しみに読み進めたいと思います!

    作者からの返信

    うっ。
    紫瞳鸛さま、あなたという方は……。

    先のことはまだ秘密にしておきますが、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ……。

  • 不安が現実に!
    どんな理由があろうとも、うら若き乙女にこのような苦しみを与えることに正当性があるとは思われません。王太子軍の介入は正解ですね。
    三柱の均衡とか、おっさんたちはそれっぽい理屈をいうけれど、その前に個人の人間性が無視されていいわけでもないですし。

    アルディス、かっこよ!!
    クレヴァンとのやりとりに、彼の決意の重みと強さを感じます。
    でも、アルディスがここに待機するという作戦を立てていなかったらと思うと、怖すぎる……。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま
    熱量をいただいております、ありがとうございます。

    本当に、わけのわからない理屈を振りかざすおっさんには、まっすぐな力を、と思いながら書いていました。だからこそ、あそこでアルディスと王太子軍を介入させています。

    アルディスやクレヴァンのやりとりに、決意の重みを感じていただけて嬉しいです。
    アルディス、かっこよいですよね。クレヴァンもイリオスも、ほんとうに頼れる男たちです。彼らがいるから安心です。

  • お、や、じ……!!
    全然諦めてない! ていうか諦める気がなさすぎる。怖い。
    おまわりさん、この人です!

    しかし何が、ダリウスにここまでの執着をもたらすのか。
    リリカと彼との関係に謎をとく鍵がありそうです。

    幼香禁忌という神の膜、この概念も美しいですね。
    この世界を構成する要素が本当にどれも細やかで、時に危うさが漂い、鋼のように確かにも思え、興味深く感じます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    「お、や、じ……!!」のお言葉に、思わず頷いてしまいました。
    はい、ダリウスとリリカの関係に、大きな鍵があります。

    どうしてここまでセラフィナの苺香に執着してしまうのか……ヒントは少しずつ出てくるのですが、解き明かされるのはもう少し先になりそうです。

    そして、幼香禁忌にも触れていただきありがとうございます。ここはこの世界を形づくる要素のひとつとして、大事にしているところでした。

    編集済
  • 「綻びはいつも、完璧に見える面から始まる」

    この表現が、刺さりました。
    エヴァリエのこともずっと気になっているのですよね。
    今では歪んでしまったセラフィナとの関係も含めて、彼女の在り方にはどこか無理があるような。
    姉妹が仲良くなる日を願っているので、エヴァリエのこの先の運命がどうなるのかと思いつつ読んでいます。

    ついにセラフィナとアルディスの対面が!
    つい手を伸ばしてしまうアルディスがたまらないですね。
    短いようで長い一瞬、世界からそこだけ切り出されたような二人の視線の交わりが……!

    あとヴァルドが何だか不穏さを感じてしまう。彼の透明珠、以前は三つだったような? 読み違えかも……💦 とにかく何だか怖いぞ。

    そもそも聖女周りを取り仕切っているのが男性陣ばかりなのも微妙に落ち着かないですね。権力に絡んでいる以上そうなってしまうのも已むなしなのでしょうけど。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    ありがとうございます。

    「綻びはいつも、完璧に見える面から始まる」に刺さっていただけたの、とても嬉しいです。エヴァリエはまさに、外からは完成されて見えるからこそ、その内側の無理や危うさがじわじわ滲んでくる人だと思っています。セラフィナとの関係も含めて、気にかけていただけてありがたいです。

    そして、ついにセラフィナとアルディスが対面しました……! やっとです……お待たせしました。

    あの一瞬の視線の交わりや香、思わず手を伸ばしてしまうアルディスを受け取っていただけて、にやにやしてしまいました。

    ヴァルドの不穏さにも触れてくださってありがとうございます。珠にお気づきとは……嬉しいです。あのあたりは細部も含めて、じわじわ効いてくるように置いているので、気に留めていただけてありがたいです。

  • 以前のセラフィナなら、自分の香が神の意志から外れて自分自身の言葉として他人に届いてしまうことを、恐ろしいと感じて縮こまっていたのでは?と思うと、この成長は素晴らしいですね。
    香を抑えるのではなく、どうせ溢れてしまうならば届く相手が優しさに包まれるようにと考え方を変えられるのは、もともと彼女はそれだけ柔軟にモノを考えられる人だったのでは?と思いました。やはり環境って人に大きな影響を与えますね。

    着る服も自分で選んで整えて……とどんどん自立していく姿がたくましいです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    ありがとうございます。
    以前のセラフィナとの違いをそんなふうに受け取っていただけて、とても嬉しいです。

    抑え込むのではなく、届き方を選ぼうとする変化は、彼女の中にもともとあった柔らかさが、ようやく安心できる場所で育ち始めた結果なのかもしれません。

    服を自分で選ぶような小さな自立も含めて、この先の歩みにどう繋がっていくのか見守っていただけたら嬉しいです。

  • アゼル、やばい。こわい。さすが審問会。
    信仰の名の下に、どのような言いがかりや要求も言いうる立場というのは、たとえ善良な人間でも、歪んだ道に入り込んでしまう可能性があると思うのですよね。
    テオドールとレナートが、この場の良心で支えとなってくれて、良かったです。

    持ち物や衣服にもケチつけられるなんて、聖女候補、側から見るよりもかなり大変な役なのだと実感しました。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    今回も丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。

    アゼルへの「やばい。こわい」、まさにその通りで、あの場面は信仰や規律の名のもとに人を追い詰める怖さも含めて描きたかったところでした。

    そして、テオドールとレナートをこの場の支えとして見ていただけたのも、とても嬉しいです。息苦しい査察の中でも、セラフィナが完全に一人ではないことは大事にしていました。

    聖女候補という立場の、外からは見えにくい重さまで受け取っていただけてありがたいです。

    この先も、光のある場面ほど影の濃さが見えてくるかもしれませんが、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。

  •  これまでの生涯を暗く支配していた父と離れることに安堵しながらも、そのこと自体に後ろめたさを感じてしまう、純に過ぎるセラフィナ。

     祈りたいときに祈りたい。それこそが本物の聖女の筈なのに、型に嵌められた窮屈な存在になっている「聖女」に、エヴァリエは気付くのか。

     黒い影は父性の象徴だったのか、予想外に人格神寄りだった神々の関与はあるのか。引き続き、丈王音羽さまの世界に浸りたいと思います!

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    今回も素敵なコメントをありがとうございます。

    「祈りたいときに祈りたい」。そのお言葉を拾っていただけたことに、どきりとしてしまいました。

    父と離れる安堵と、そのことへの後ろめたさを同時に抱えてしまうセラフィナ、そして「聖女」という名のもとに型へ嵌められていく窮屈さに目を留めていただけて、とても嬉しいです。

    また、人物の心の揺れから世界の奥にあるものまで見通すような鋭いご考察に、毎回どきどきしながら拝見しております。

    何より、この大序章をここまで読み切ってくださって本当にありがとうございます。
    ここから少しずつ、張ってきたものが動き始めますので、引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

    編集済
  • 別れを告げられぬまま離れる友人やピナ、戻れない自室、かつての居場所から遠ざかる寂しさを抱えながらも、この先の旅程を聞いて、苺香が少しだけ軽くなるのにホッとしました。

    ソレイユの腕輪は心の支えの一つだと思うので、トレヴァは魅力的ですね。可愛い子と会えたりするのでしょうか。神殿の中では知ることのなかった「生きた世界の匂い」に触れて、セラフィナがどう変わっていくのか楽しみです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。
    王都を離れる寂しさと、そのぶん少しだけ空気が軽くなる感じを受け取っていただけて、とても嬉しいです。

    セラフィナにとって、ソレイユや馬との絆は欠かせないものです。トレヴァや、この先の出会いや関係性の変化の中で、セラフィナがどう成長していくのか見守っていただけばと思います。

    この物語は馬と切り離せませんので、そのあたりも楽しんでいただけましたら何よりです。

    そして、王都脱出おめでとうございます!

  • 「双子星タウライアは、離れていても、同じ空の下でそれぞれを照らし合う。いつかまた、別の形で光を合わせるだろう」
     天使の光輪がハート型に合わさるような情景が浮かびました。セラフィナとエヴァリエも、この予言めいた言葉を成就する日が来るのでしょうか。

     そして聖女上りのコルネリア様、導き手たるテオドール様。助平揃いの、もとい、権勢欲に塗れた殿方の中で、なんとか上手く泳ぎ切って欲しいです。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    今回も素敵なコメントをありがとうございます。

    双子星の言葉を、そのような情景で受け取っていただけてとても嬉しいです。離れていても互いを照らし合い、いつか別の形で光を重ねる。あの場面には、そんな願いのようなものを込めておりました。セラフィナとエヴァリエが、この言葉にどんな形で辿り着くのか、どうか見守っていただけましたら嬉しいです。

    そして、コルネリアとテオドールにも目を留めてくださってありがとうございます。助平揃いの、もとい、権勢欲に塗れた殿方たちの中で、こうした導き手の存在がどれほど貴重か、作者としても大切に描いていきたいところです。「どうかうまく泳ぎ切ってくれ……!」と祈る思いで書いております。

  • フェルディナンドのこともあって、疑心暗鬼になりかけていたけれど、レナート普通にいい人だった……。
    恐怖や混乱に、ちゃんと名前を与えてくれて、「侵香があっても、編香は汚れない」と教えてくれて、セラフィナ救われましたね。
    「あなたは悪くない」と、ずっと誰かに言ってもらいたかったはず。エヴァリエにもあんな態度を取られてしまったし。
    「自分で選べる」とセラフィナが確認できたことで、わずかでも強さをもらえたのかなと感じました。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    ありがとうございます。『救われましたね』と言っていただけて、こちらもほっとしました。

    恐怖や混乱に名前がついたこと、自分で選べると確かめられたことは、セラフィナにとってとても大きかったのだと思います。この先の歩みにも、きっと残っていくのだろうと思います。

  • セラフィナの慈善活動、確かに善行のはずなのだけれど、心にそのような揺れが生じるのもわかります。ただの自己満足や自己肯定になってしまうセラフィナではないと思うけど。
    フェルディナンドもなんだか微妙〜。もうお若くはないようですけど、セラフィナの傍にあって、その心の裡は、善意と敬意だけでは片付かないのでは。
    奇妙な木板の家も、気になりますね。
    心の支えを求める、とは意味深な。

    最近苺を食べるたびに、パックから広がる苺の香りに、あ、セラフィナさんいる! と思っています(笑)。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    今回も丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。

    セラフィナの揺れに目を留めていただけたのが、とても嬉しかったです。おっしゃる通り、彼女は善行を善行のままで終わらせられないところがあって、その“まっすぐでは済まなさ”も含めて見守っていただけたらと思っています。

    フェルディナンドについても、まさにそこです。
    ただ善意や配慮だけでは収まりきらないものが、少しずつ滲んでいく場面でもありました。

    そして、奇妙な木板の家や「心の支えを求める」という言葉にも触れてくださってありがとうございます。
    あのあたりは、この先に向かって静かに置いたものなので、あとで振り返ると見え方が変わってくるかもしれません。

    苺の香りでセラフィナを思い出していただけるのも、作者としてはたまらなく嬉しいです。

    その苺の気配が、これからどんな場面で甘くなるのか、あるいは少し切なく香るのかも、楽しんでいただけたら幸いです。

    引き続き、見守っていただけましたら嬉しいです。

  • 大人になれば、その人だけの香が得られる。面白い設定だなと思いながら拝読させていただいています。
    私も少し前にお香にはまって、色んな匂いを試しているのですが、自分の体からいい匂いがしたらどれほどいいかなんて、そんなことを考えてしまいました。笑

    それにしてもダリウスさん、お母さんのことはもしかして力ずくで得たのでしょうか?
    だとしたらちょっと見る目が変わってしまいそうです。セラフィナがしっかり拒否できてよかった。

    一文一文に力の入った文章で、文章すら匂い立つような感じを受けます。
    少々ゆっくりになってしまうかもしれませんが、また参ります。失礼いたしました。

    作者からの返信

    If さま
    コメントありがとうございます。
    香の設定を面白いと感じていただけて、とても嬉しいです。ご自身でも実際にお香を楽しまれているとのこと、そのような方に「文章すら匂い立つようだ」と読んでいただけるのは、光栄です。

    ダリウスまわりも気にしていただけて嬉しいです。お母さまとの結婚そのものは、決して力ずくや無理やりではないのですが……単純に幸せな形とも言い切れない事情がありまして。そのあたりの重い背景も、追々見えてくるかと思います。

    セラフィナが必死に拒否できたことに、ほっとしていただけて良かったです。これからも一文一文を大切に綴ってまいりますので、どうぞご無理のないペースで、また香りの世界へお立ち寄りいただけましたら嬉しいです。

    (追記)
    念のため補足ですが、あの場面でダリウスが触れたのは、身体そのものというより「香」を確かめるための接触でした。

    編集済
  • 運命の裁定を経て、セラフィナが抱いた父から離れられる安堵という正直な本音が、見られて良いかったです。周囲の期待に応えられなかった罪悪感よりも、自分の心が求めていた自由を静かに受け入れる姿が、挫折ではなく、一人の女性としての力強い自立の第一歩なのだと感じました。

    「双子星タウライア」の言葉通り、聖女として光の中に立つ姉と、地図の端で自分を取り戻していく妹、それぞれが別の場所で輝き始める予感にワクワクします。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    大序章「香の呪縛」の完走、本当にありがとうございます!&そして、おつかれさまでした!

    セラフィナの決して綺麗事だけではない等身大の本音に寄り添っていただけて、作者としてこれ以上嬉しいことはありません。

    仰る通り、これは挫折ではなく、彼女が彼女自身の足で立つための力強い第一歩です。

    胃の痛くなるような苦しい大序章を、セラフィナと一緒に伴走していただけたので、次の第一章「香の解放」では、とてつもない解放感と自由、そしてラブを感じていただけると思います!

    離れた場所で輝き始める双子星の行く末と、外の世界でひらく「野苺の香」を、どうぞゆっくり味わっていただければ幸いです。

  • 匂わせる、と言いますけれど、まさに文字通り香りによって挙措も情動もすべてが表現されていて、その繊細な表現にうっとりしています。
    カシウスはレクシアを気に入っていたとしても、王として聖女を娶ることに微塵の揺らぎもない。しかも二人ともゲットしようとか、ちょっと欲深じゃあございません? そこにある王ゆえの切実さもわからないではありませんが、聖女の存在のためなら、他の人々がどれほど悲しんだり苦しんだりしてもいいわけではないですものね。
    ましてや、聖女が幸せでなければ香蜜が失われるという点、どうお考えなのでしょう。

    一方のレクシアの内奥は揺れ動いていますね。ここにもやるせない思いがある。
    こんなところにも、王国の澱みを感じます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま
    コメントありがとうございます!香の表現を褒めていただけてとても嬉しいです。

    カシウスですが、強欲でもありつつ、実は「怠惰」なんです。23年間、聖女がいないと嘆いているだけで、システムに丸投げしてしまっています。だから「聖女の幸せ=香蜜」という理屈さえも自分のエゴで解釈し、他人の痛みが見えなくなっているんですよね。

    寵愛を受けながらも一番にはなれないレクシアのやるせなさも。勝手に嫁候補にされてる双子も。
    どう抗っていくのか……。いつか袋叩きにされる日が来るのか(笑)

    これからの展開もよろしくお願いいたします!

  •  エヴァリエもやはりセラフィナの双子の姉だな、と実感しました。無垢で純粋で素直で。そして彼女たちを道具としか思っていないような、アルディス以外の周囲の権力者たちの欲望剥き出しの醜さよ!

     それでも理解ある者も皆無ではありませんし、元聖女コルネリアが頼りとなるのでしょうか。でも、こういう男尊女卑の世界では、得てして「女傑」でないと生き残れないような気もいたします……。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    権力者たちへのご憤慨、ありがとうございます!
    どんなに事情や背景があろうと、ヴィランは憎まれてこそ。彼らの醜悪さにしっかりとヘイトを持っていただけて、作者冥利に尽きます(笑)。

    実は、忘れてはいけない最大の皮肉が、偉そうに振る舞う男たちこそが、少女たちの幸福から生み出される「奇跡」に依存しなければ国を保てない……という歪んだ構図になっていることです。

    だからこそ、「女傑でなければ生き残れない」というお言葉、まさに大正解です。優しいだけの恋物語ではありません。少女たちが、ただの被害者で終わることなく、やがて自分の意志と香で、大人たちの盤面に鋭い牙を剥き始めるのかどうか……。その過酷な軌跡が、ここから少しずつ現れてまいります。

  • 栄光の絶頂にいるはずのエヴァリエが、周囲の令夫人たちの正しすぎる礼に選ばれなかった者の影を見出し、自らの棘痛ませる描写が非常に繊細で彼女の魅力を知りました。セラフィナも繊細な心の持ち主ですが、彼女もまたそうなのですね。
    選ばれた誇りだけでなく、選ばれなかった者への傲慢になれない優しさが、とても印象的でした。

    この場に集まった選ばれなかった元香姫たちも、三者三様で、セラフィナの友人たちもこの先どうなるのだろう?と思いました。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま
    コメントありがとうございます。

    そうなんです。対照的に見える双子ですが、根本にある脆さや不器用さはセラフィナとそっくりなんです。
    18歳という大人と子供の境界線の年。まだ何者でもないからこそ、エヴァリエは「完璧な聖女」という名前にすがろうとして苦しんでます。

    友人たちも新たな道を今後進んでいきます。
    この時期にできた友情は一生もの。物語でもこの絆を書いていきます。

  • グレイオス的には、エヴァリエの思い込み(まぁ、これまでのことがありますし、ダリウスがセラフィナに手を伸ばしたのは事実ですが!)を棚ぼた的に利用するとは……。策士ですねぇ。伊達に香塔の要職についている人ではありませんねぇ。

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    コメント、本当にありがとうございます!

    グレイオスは策士です。ある意味、塔主よりも偉そうです。(カミュール頑張って……あなたは同じ監職なんだから)

    彼は長年、聖女の出現を切実に待ち望んでおりました。 だからこそ、エヴァリエが勝手にセラフィナのことを誤解したり、ダリウスとの親子の情の薄さは、彼にとって願ってもない「棚ぼた」でしたね。

    彼女の悲痛な誤解を訂正するどころか、都合よく利用して盤面を動かす……これぞ香塔の要職を務める大人の恐ろしさです。


  • 編集済

    エヴァリエの心情がここでようやく見えて、彼女も辛かったのだろうなと切なくなりました。双子で並んで育ってきたのに、父の視線は自分に向いていなかったんですものね。
    でも、言ってあげたい!妹はちゃんと父上を拒否ったのだよ、と。むしろ傷つけられたのよ、と。


    それに加えて、アルディス王子を想っているとなると、この姉妹の関係がますます拗れそうで辛いです。

    そして、赤薔神との対話のシーンは美しかったです!

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    温かいコメント、ありがとうございます!

    「妹は父を拒否したのだと言ってあげたい!」
    ……まさにそのお言葉を待っておりました!

    セラフィナ視点だけでは書ききれない、エヴァリエの孤独や決して悪い子ではないという部分を見てほしくて、多視点でそれぞれの思いを描いております。

    赤薔神との対話シーンもお褒めいただき光栄です!

    序章(大)は、これからの重い因果をすべて詰め込んでいるため、
    私の技術不足もあいまって、ハードルが高く分かりにくくなっています……。

    このすれ違いや張られた伏線が、やがてすべて編み込まれていきますので、どうか見捨てないでやってください(笑)。

    アルディスを巡ってさらに拗れそうな双子の行く末を、これからもよろしくお願いいたします!

  • 現実的な視点を持つアルディスと、とにかく聖女を求める国王、そしてそれぞれのポジショントークに徹する他の面々。とても興味深い場面でした!
    描写の美しさにうっかり見落としてしまいそうですが、この国も実態はいろいろと矛盾や制度疲弊がありそうと思わせて良いですね。
    双子、といえばあの二人、ですけれど。
    このままですと聖女になれたとしても幸せなのかと不安になります。
    とりあえず、国王と結婚はちょっと……💦という気がしますが、どうなるのかしら。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    深いところまで読み解いてくださり、本当にありがとうございます!
    大人の思惑とポジショントークがぶつかり合う会議のシーン、興味深く読んでいただけて幸せです。

    アルディスは真っ当な視点を持っていますが、まだまだ頭でっかちなところもあります。これから沢山叩かれて成長してもらいたいと思っているのですが……いかんせん、この国の大人たちは容赦がなさすぎて(笑)。

    そして「国王と結婚はちょっと……💦」というお言葉。その本能的な不安、まさに大正解です!!

  •  あの、本文ではなく裕邑月紫さまの返信に乗っかる形で申し訳ありませんが。「スで終わるキャラ名」、わたくしは寧ろ「男性名だな」と判断出来ますので、分かり易いと思っております。

     それにしてもアルディスの高潔な覚悟、見事でございます。逆境にめげずに不変の思慕を貫いて、セラフィナの苺を愛でてあげて欲しいです!

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    優しいフォローのコメント、ありがとうございます!

    「スは男性名」という読者様の素敵な解釈に救われました。お言葉に甘えて、これからも自信を持って彼らを動かしていこうと思います(笑)。

    そしてアルディスへのご声援、ありがとうございます!
    白檀の運命を背負う彼にとって、セラフィナの苺香は唯一の救いなのですが、それを素直に愛でるには、この国の盤上はあまりにも過酷すぎまして……。逆境の中で彼がどうやって彼女を守り抜こうとするのか、甘さと苦さの入り混じる展開が続きますが、どうか行く末を見届けていただけますと嬉しいです!

  • ひとまず、2年間静養という名目でセヴェラン砦へ行けることになりよかったです。あれで、故郷に返されていたらと思うと……!
    真摯に信仰に身を捧げていたセラフィナにとって、この結果は辛いものですが、それでも、いろいろな人の思惑が錯綜する王都に残るよりは良いように思います。

    エヴァリエの星結がいよいよなのですね。
    彼女が無事でいられますように。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    いつも深く読み込んでくださり、ありがとうございます!

    「故郷に返されていたら……!」というお言葉に、思わず深く頷いてしまいました(笑)。
    業の深すぎるダリウスお父様のもとへ戻るのが、今一番のバッドエンドですので、アルディス殿下が頑張って砦という安全圏をもぎ取ってくれました!

    聖女への道を絶たれたことはセラフィナの運命を大きく変えることになりますが、読者様のご推察通り、王都のドロドロした大人の思惑から離れられるのは、彼女にとって間違いなく「救い」になります。

    一方で、その思惑の中心に残るのが姉のエヴァリエです。彼女の星結の夜がどんな結末を迎えるのか、そして残された彼女がどんな道を歩むのか……。過酷な姉妹の対比を、引き続き見守っていただけますと幸いです!

  • 立ち上る香りの描写が、その場の緊張感や登場人物の心理状態を雄弁に物語っており、五感に訴えかけるような臨場感がありますね^^
    自らの懸念を口にするアルディスと、それを嗜める周囲の温度差からは、この国が抱える危うい均衡や複雑な権力構造が透けて見えますね。

    作者からの返信

    銀騎士 さま

    嬉しいコメントをありがとうございます!

    香の描写で「五感に訴えかける臨場感」を感じていただけて、作者としてこれ以上ないほどの褒め言葉です!

    そしてアルディスと周囲の「温度差」について、完璧な読み解きに感動しております……!
    仰る通り、アルディスは次代の王として極めて真っ当な懸念を口にしているのですが、王・神殿・香塔の大人たちは「聖女」という奇跡に依存しきっており、まったく話が通じません(笑)。この「危うい均衡と狂った権力構造」こそが、この国の抱える最大の闇でもあります。

    孤立無援の盤上で、アルディスがどう立ち回り、過酷な運命に巻き込まれるセラフィナたちをどう守ろうとするのか。息の抜けない政治戦を、引き続き楽しんでいただけますと幸いです!

  • アルディスが頑なに沈黙を貫いた理由が、自分の名誉のためではなく「言葉を発するほどセラフィナを汚してしまう」という一点にあるのが非常に切なく、同時に彼らしいなと思いました。読んできたこちらとしては、ヴァルドとグレイオスがものすごく怪しい!のできちんと審議の対象として欲しいのですが…。午後の評定で、少しでも風向きが良くなる…ことを願うばかりです。期待は、コルネリアでしょうか。

    ***
    先日は、失礼しました!お名前復習してきました(汗)

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    深い考察と嬉しいコメント、ありがとうございます!

    アルディスは白檀の運命を背負っているからこそ、あんなにも寡黙で、すべてを一人で抱え込む男になってしまいました。彼の沈黙の意味を汲み取っていただけて感無量です。

    一方でグレイオスとヴァルドは、自ら正論の盾やら被害者として立ち回る海千山千の大人たちです。
    アルディスが黙してしまったことで盤上の目が彼に向かってしまいましたが、午後の評定でどうなるか、コルネリアへのご期待も含めて、ハラハラしながらお楽しみください!


    ***

    名前の復習をしていただけたなんて……。本当に頭が上がりません。

    この物語、スで終わるキャラクターがなんと多いことか。。。
    アルディス、イリオス。ダリウス、カシウス、グレイオス。カシスにトマス……。

    途中で「ス多すぎ!」と気が付いたのですが、その頃にはすっかり愛着が出てしまっていて、名前を変えることができずで(汗)。
    偶然とはいえ、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません!

    それでも読み込んでくださる裕邑月紫さまの優しさに救われております!

  • 別の知へ移ったのは、クレヴァンかしら。
    グレイオスは年齢も不詳? 謎めいてるな〜
    さまざまな思惑が入り混じって、進行はとても静かなのにドキドキしますね。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    香塔を去って別の知へ移った者。それがクレヴァンなのか、それとも……?
    ぜひ「誰のことだろう?」と考察しながら楽しんでみてください。

    しばらく派手な戦闘はありませんが、その代わり登場人物たちはみんな、香で圧をかけ合いながら高度な「腹芸」を繰り広げます(笑)。

    謎めいたグレイオスも、後々詳細が出てまいります。大人たちのドロドロの盤上遊戯を、お楽しみください!

  • アルディス殿下、めっちゃ心がイケメンですね! これはときめく。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    嬉しいコメントと、ときめきをありがとうございます!
    誰よりも国と人を真剣に考えるからこその「一妃の誓い」、殿下の心のイケメンっぷりを感じていただけて、ニヤニヤしております!

    殿下もですが、イリオス、クレヴァンも、負けず劣らずイケメンに仕上げております(笑)
    三人そろって大活躍する時が必ず来ますので、どうか今しばらくお待ちくださいね!

  • エヴァリエの気持ちも痛い……。彼女の棘が内側の彼女自身にも向かっているようで、彼女にも同情してしまいます。
    姉妹二人とも、穏やかに笑い合えればいいのに。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    エヴァリエの心に深く寄り添うコメント、ありがとうございます!

    彼女にも「そうするしかなかった色々な事情と孤独」がありまして……。
    その棘で自分自身の心を深く抉っているエヴァリエの悲哀を感じ取っていただけて幸せです。

  • むむむ。聖女選定に絡む不穏な動きが……!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    そうなんです、不穏は続くのです(笑)


  • 編集済

    誓泉の間での緊迫感から、一気に封星の庭へとなだれ込む展開に圧倒されました!

    ヴァルドとグレイオスの二人が恐ろしいですね……。前の章がグレイオスの思いの章で、それを読んでいるだけに「ヒィ!」となりました。

    だからこそ、アルディスたちの阿吽の呼吸での救出劇が最高にカッコ良かったです!
    殿下の一言で即座に動くイリオスや、殿下の意図を汲んで既に完璧な手配を済ませているクレヴァンなど、王太子軍の「一を言えば十を知る」信頼関係にシビれました。

    彼らの決死の救出がセラフィナに幸運をもたらしますように!


    **追記**
    あああ……!すみません><。
    前の章、「これは父親だな…」と思いつつお名前を間違えてしまいました……。
    大変失礼いたしました。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    臨場感たっぷりの嬉しいコメント、ありがとうございます。
    息の詰まる誓泉の間から、アルディスたち王太子軍の力技での救出劇。彼らの言葉なくとも通じ合う連携をカッコいいと言っていただけて、作者として最高に嬉しいです!イリオスもクレヴァンも、良い仕事をしてくれました。

    大人の恐ろしさについてもありがとうございます!ちなみに、前の章(椿痕)でドロドロの執着を見せていたのは、実はグレイオスではなくお父様(ダリウス)なのですが……本作はグレイオスも含め、業の深いヤバい大人たちが多すぎるので、混ざってしまうお気持ちよく分かります!(笑)どちらにせよ「ヒィ!」となること請け合いです。

    彼らの決死の救出がセラフィナに何をもたらすのか。引き続き見守っていただけますと幸いです!

    (追記)椿痕、ダリウスの名前が一回も出ていなかったので、少し冒頭修正させていただきました。気付きをありがとうございます!

    編集済
  • なるほど、やはり聖女不在が、現国王のストレス要因となっている。同時に言い訳にも?
    乙女たちの憧れの王太子にも苦悩があり、その周囲には様々な思惑が……!
    読み進めるごとに面白さが増していきますね!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    本当にありがとうございます!
    「面白さが増していく」とのお言葉、とても励みになります!

    カシウス王のストレスと言い訳、まさにその通りなんです!聖女という正統性の証にすがり、焦りを募らせる王。そして、そんな父の重圧(黄金沈香)や各組織の思惑に晒されながらも、理と感情を必死に抑え込んで国を支えようとするアルディス殿下……。

    乙女たちの憧れの裏側にある、胃の痛くなるような男たちの政治戦(盤上遊戯)も楽しんでいただけて本当に嬉しいです!

    これからも色々な思惑がぶつかり合いますので、お楽しみに!

  • 登場人物たちの複雑な感情や人間性、挙措までもが、香によって繊細に表現されていて、読むたびに感銘を受けます。

    お姉様のエヴァリエ、決して妹愛がないわけではなさそうなのに、その言動が厳しいものになってしまうのは……やはりお父様が悪いのか。
    アルディス、クレヴァン、イリオスの三人のまばゆさ、素敵ですね。これは乙女たちが夜毎の夢に見ても当然な感じ。
    そういえば、ずっと聖女が現れていないというのも気になります。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    温かいコメントありがとうございます!
    言葉には出せない感情を「香」が語ってしまう……という本作の世界観を楽しんでいただけて幸せです。

    姉妹のすれ違いには、やはりダリウス(お父さま)が関係しています。作者的には彼にとても愛着があるのですが……いかんせん、業が強すぎて(笑)。

    そして、アルディス、クレヴァン、イリオスの三人。彼らはただまばゆいだけでなく、これから「聖女が23年も現れない国」という難局の中で、それぞれの力を発揮してどんどん活躍していきます!

  • 「聖女は、天と地の中心に立つ環だ。その環の真ん中で、星と香の流れをそろえていく」
     なるほど、これは争奪戦になりますね。美と香りを競う候補たちも、某劇団のようになる訳です。

     そして香は自ら解くこともできる。すると評定殿でも、王は自らの香を意識的に操作して、言葉に上乗せするように議論を主導していたのでしょうか。この世界の宮廷を生き抜くのは、とても難易度が高そうと感じました。

    作者からの返信

    限られた12席を争う年頃の女の子たちですから、どうしてもバチバチとした空気は避けられませんね。
    ですが、そんな過酷な環境だからこそ生まれる「本当の友情」もあるのだと、ルセリアたちとの絆を通して感じていただけたら嬉しいです。
    一生の友達と呼べる存在は、何よりの心のお守りになりますからね。

    そして王の香の操作、完璧な読み解きです!
    香(こう)は単なる香りではなく、意図的に「意思をもって動かす」こともできれば、隠しきれない感情が「揺れて出てしまう」こともあります。

    香り織りなす大人の暗闘と少女たちの絆を、これからも楽しんでいただけますと幸いです。

  • 月の名前も、十二神の名前も、美しいですね。こういう世界観、憧れます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます!読んでいただけてとても嬉しいです。月(椿静月など)や十二神の名前、成り立ちは、この物語のベースとしてとてもこだわって作った部分です。

    私も、@SERIS-KO さまの「煌天馬の月」や「一角獣の月」といった、幻獣を冠する美しい月の名前や、圧倒的に重厚な世界観に憧れを抱きながら読ませていただいております。

  • 星禊の一部が空白のままであったり、これまで一途に信仰を捧げてきた黄菊神から青椿神へ神格が変わったことはさぞや不安でしょうね。今まで真摯に祈ってきた黄菊神への信仰が無駄になったわけではないと言ってあげたいのですが、不安を抱えたセラフィナはきっと「青椿神への祈りが足りない」というマイナス面ばかりに目がいってしまうのかな。いよいよ、星語!どうなるかドキドキします!

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    深い考察をありがとうございます!
    神格が変わったこと、そして星禊の記憶の空白……。セラフィナの抱える不安に深く寄り添っていただけて、本当に嬉しいです。

    「信仰が無駄になったわけではない」――その温かいお言葉は、香ひらきの夜からずっとセラフィナと一緒に歩んでくださった裕邑月紫さまだからこそですね。彼女の心にも、きっとお守りのように届いていると思います!

    さて、次はいよいよ「星語」の夜です。セラフィナが臨むこの儀式で、彼女はどんな声をきくことになるのでしょうか……。

    編集済
  • 文章も言葉も概念も、すべてがとても美しく感じます。
    どのような思いから、このように美しい世界が紡がれだしたのかも知りたくなってしまいました。

    エヴァリエとセラフィナは双子だけれど一卵性ではない、ということでしょうか。
    セラフィナのほうがお母様似、とか?

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    はじめまして。もったいないほどのお言葉&考察、本当にありがとうございます!
    文章や世界観をそのように美しく感じていただけて、これ以上の喜びはありません。とても励みになります!

    双子の容姿について、まさにそこなんです!
    骨格の造りは同じなのですが、この世界特有の香の影響で、あそこまで見た目や纏う空気に違いが出てしまっているのかなと思っています。エヴァリエの薔薇の威厳、セラフィナの苺の儚さですね。

    リリカ(セラフィナ母)の面影については……鋭いです!
    これから先、二人の背景や、周りの大人たちの思惑なども徐々に明かされていきますので、どうか一緒に見届けていただけますと嬉しいです!

    これからも美しい(そして少し重い)世界をお届けできるよう頑張ります。

  • 今回のアゼルの査察、公務とはいえ、怖かったです。ソレイユや大切な人との繋がりを、わざわざ「信仰を曇らせる」なんて言葉で脅すのは、含むところがあるでしょー!と。
    銀律、と言い当てるのもゾワゾワしました。カミュールに癒してもらったのに。
    テオドールたちがいてくれて本当に良かったです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます!
    アゼルに「ゾワゾワ」していただけて、作者としては最高の褒め言葉です!
    (こういうシーンになるとダークすぎたかな……? と、内心ビクビクしています)

    公務という名目を隠れ蓑にしていますが、ただの査察のはずが……ですよね(笑)。あの理詰めで相手の精神をじわじわと追い詰めていく粘着質っぷり、彼が「異端審問官」なのはある意味で適職だと思っています。
    息が詰まるような場面でしたが、審問部長(審眼の座)自ら出てくるという異常事態に、頼もしいテオドールやレナートたちが立ち塞がってくれて本当に良かったです!

  • 聖女という国にとって特別な者を選ぶ場では、嫉妬や家柄や政治的背景は外せないですよね。けれども、ついギスギスしそうな香姫や聖女候補の関係ですがこうしてごくごく普通の友情があるのは癒されます。ルセリア以外にもこんなにお友達がいるのね!とちょっとホッとしました。一方で、エヴァリエがどんどん遠くなってしまっているのが悲しいです。いつも一緒にいたという回想があるだけに、雪解けがあるといいのですが。

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    いつも温かいコメントと深い考察をありがとうございます!

    聖女選定という特殊な環境だからこそ、家柄や嫉妬といった思惑は避けられないのですが……実はあの香姫寮、作者としてはある意味「ちょっと特殊な女子高」のようなイメージで書いておりました(笑)。

    なので、ルセリアやクララたちと過ごす庭園のひとときは、過酷な状況下での貴重な休み時間のようなもので、彼女たちの普通の友情がセラフィナにとってどれほど大きな支えになっているかを感じていただけて、とても嬉しいです!
    裕邑月紫さまの『いろどりの追憶』でも、宮廷の複雑な思惑の中でホッと心休まるような温かい絆が描かれていますが、過酷な環境だからこそ、あのような穏やかな時間は本当に心のお守りになりますよね。

    一方で、エヴァリエ姉さま……。かつてはセラフィナを庇って前に立ってくれていた彼女が、別の光をまとって遠ざかっていく姿は、書いている私も胸が締め付けられる思いです。

    本作はダークファンタジーゆえに、この先も厳しい展開が続いていきます(序章は種類の違う業の深い主要人物が押し合いへし合いで自己紹介するため、実はいちばん「激重」です……!)。……が! ずっと暗闇というわけではありません。過酷な世界だからこそ際立つ温かい救いや、不器用だからこその愛もしっかりご用意してありますので、どうか安心してください!

    エヴァリエとセラフィナ、二人の関係がこの先どう変化していくのか、いつか雪解けの日が来るのか……。どうぞお楽しみに!

  • レナートに、誰にも言えずにいた香ひらきの夜のことを「侵香」だ、被害を受けたのだと教えてもらえて良かったと思います。あのままだと、漠然と、怖いだけで、自分を責め続けてしまいそうでしたもんね。
    聖女の無垢を守る名目で、自衛や尊厳を教えない神殿の歪みは怖いです。レナートが、侵害されてもあなたの本質は汚れない、あなた自身で選んでいいんだと教え導いてくれたのでホッとしました。というか、それ、もっと早くに教えてあげてよー!

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    温かいコメント、本当にありがとうございます!
    「もっと早く教えてあげてよー!」のお言葉、作者としても「本当にそれ!!」と激しく同意しながら書いておりました(笑)。

    作者の脳内には設定としてあったのですが、「あっ、まだ作中でセラフィナに教えてなかった(汗)」というタイムラグがありまして……。でも結果的に、神殿の「無垢を守るという名目で、実は無防備なまま管理しようとする歪み」が浮き彫りになり、セラフィナが一人で抱え込んだ恐怖の生々しさに繋がったのかなと思っています。

    レナートの言葉で、セラフィナだけでなく読者様にもホッとしていただけて良かったです。自分で選んでいいと知った彼女がどう立ち上がっていくのか、これからも見守っていただけますと幸いです!


    ええ、私がレナートに罪を擦り付けました……。

  • 「彼の視線は腰と腕の継ぎ目に落ち、喉が一度だけ動いた」
     おのれフェルディナンド、許さんぞ! 香が乱れないとすると、彼奴めは常習者なのでございましょうか。

     セラフィナとソレイユのシーンも良いですね。馬は人を選ぶとも申しますから、セラフィナの為人が自然と浮かび上がります。アルディスが二度も「不要だと言い切るには早い」と思うのも頷けます。

    作者からの返信

    紫瞳鸛さま

    いつも深いところまで読み込んでくださり、本当にありがとうございます!

    フェルディナンドの視線、お気づきいただき恐縮です(笑)。聖女不在の23年という長い空白は、神聖であるはずの神殿の内部にも、ああいった静かな澱みを落としているようです……。

    だからこそ、そういう俗な気配が身近に潜んでいる中で、アルディスの持つ清冽な白檀の揺るぎなさやストイックさが、より一層映えてくるのかなと思っております。彼のかっこよさを引き立てるためとはいえ、周りの登場人物たちに色々と業を背負わせすぎて、作者としても少し不憫なことをしたなと苦笑いしております……。

    フェルディナンドが一体どのような人物なのかは、またおいおい描いていきますので、どうぞ気長にお待ちくださいませ。

    ソレイユとの絆のシーンも、セラフィナらしさを感じていただけて嬉しいです!アルディスが彼女をどう見極めていくのか、引き続き見守っていただけますと幸いです。

  •  冒頭に「芽桃色」と記された時点で、もう「やられた」と感じてしまいます。香と色が融合する描写が本当に美しいです。そして「香」は癒しの術を心で支えるだけなのか。いや、この世界では医学上の効果をも左右する程なのか。そして刃傷を刻まれた、名も無き建物の謎。続きが楽しみです。

     そして此度は、身に余る程の素敵な本文レビューをいただきまして、有難うございます! 拙作は第二部を大幅に描き直し中なのですが、丈王音羽さまの励ましを支えに、頑張れそうです!

    作者からの返信

    紫瞳鸛さま

    いつも素晴らしい考察と応援コメントをありがとうございます!
    「芽桃色」への嬉しいお言葉、作者冥利に尽きます。
    響きが好きで日本の古典色を参考にしています。

    香が心だけでなく肉体(医学)にも及ぶのか、そして刃傷の建物の謎……!本当に鋭いところを突いてくださりありがとうございます。こういった深読みや考察、作者として大歓迎です!本作はスルメのように、後から「あそこが繋がるのか!」と点と点が繋がる仕掛けを散りばめておりますので、ぜひ今後の展開にもご期待ください。

    また、レビューをお喜びいただけて何よりです!第二部の改稿、大変な作業かと思いますが、どうかご無理なさらず頑張ってくださいね。

    本作もまだまだ長丁場となりますが、引き続きお付き合いいただけますと幸いです!

  • こんにちは~


    >今夜、香がひらけば、子どもの守りは外れる。今まで当たり前だった距離や触れ方が、きっと変わる。
      →大きくそれまでの人生とは変わりそうですね

    >その香は、自分自身をまるごと肯定するあたたかさを帯びている。
      →新たに気持ちが定まったのかな

    作者からの返信

    大井町 鶴(おおいまち つる)さま

    コメントありがとうございます!

    引用していただいた通り、香ひらきを境に、セラフィナを取り巻く環境は大きく変わっていきます。そしておっしゃる通り、彼女自身の心境も、この夜を機に少しだけ定まりました。 ここから彼女の人生がどう動いていくのか、引き続き見守っていただけると嬉しいです!

  •  これ程までに美しい濡事の描写は、他では読めません。正に丈王音羽さまだけの芳醇な世界ですね。そして甘い藤蜂蜜に潜むは、女の悲しい情。

     新しく迎えようと画策している双子は、歳が離れる后になるかと思うのですが、年齢や身分や香格に差があるからと、割り切れるものなのか。

     蜂という字を入れられましたのは何かの暗喩なのか、との妄想は深読みに過ぎますでしょうか。女性側の香の行方も、楽しみでございます!

    作者からの返信

    紫瞳鸛さま

    応援コメント、本当にありがとうございます!
    このシーンに「美しい」とのお言葉、作者としてこれ以上ないほどの喜びです。

    レクシアの「藤蜂蜜」に潜む情や、若き双子が妃として迎えられるかもしれないことへの彼女の複雑な想いを、香の変化でしか書いていないところまで深く読み取っていただけて感動しております。
    長年、王の孤独に寄り添ってきた彼女にとって、身分や香格の差があろうと、決して簡単に割り切れるものではありませんよね……。

    そして「蜂」の暗喩について!
    深読み大歓迎です。見事にすくい上げていただけて鳥肌が立ちました!

    今後、彼女たちの香がどう交錯していくのか、引き続き楽しんでいただけますと幸いです!


  • 編集済

    「誰が聖女になるか」という神事の話が、いつの間にか「誰が誰を所有するか」という生々しい政治劇にすり替わっていく様が見事でした。
    カシウスは、まさしく王らしい王ですね。若い娘たちも、聖女として自分の復権の強力なカードになり得るか、という視点で常に見ており、アルディスの双子を道具にして欲しくないという思いも、カミュールの「香蜜は、幸福から生まれます」という言葉も届いていなそうでヒヤリとしました。
    イザークは、父のことをフォローしていましたが……ひょっとして、父のセラフィナへの執着に勘づいていたりするのでしょうか……

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    コメントありがとうございます!
    神事という美しい皮を被った大人の生々しい所有権争い、そこを読み取っていただけて本当に嬉しいです!
    おっしゃる通り、カシウスは一国の王としては極めて真っ当だからこそ、娘たちの心よりも王権を補強する最強のカードであることが最優先になり、アルディスの願いもカミュールの理屈も悲しいくらいに届きません……。彼が王である限り、この非情な盤上遊戯は続いていきます。

    だからこそ、アルディスが「女性を政治の道具にしない」という思いから立てた、「俺が愛するのは、たった一人でいい」という【一妃の誓い】が、この大人たちの非情な思惑にどう影響し、激突していくのかも今後の大きな見どころになっていきます!

    そしてイザークについての鋭いご考察、お見事です……!
    彼の苦悩については、今後さらに描かれていきますので、ぜひご注目ください!

    そんな強大な大人たちの理屈の中で、セラフィナやアルディスたちがどう抗っていくのか。これからも見守っていただけると嬉しいです!

  • はじめまして🌸

    >「……変わったね。変わらなきゃ、つまらないさ」
      →なにやら運命動きそうですね……

    >幻鳥は縁を越えて夜へ跳んだ。
      →祈りはどうなる……??

    作者からの返信

    大井町 鶴(おおいまち つる)さま

    はじめまして! 読み始めていただきありがとうございます🌸

    冒頭のセリフと幻鳥、注目していただけて嬉しいです!

    おっしゃる通り、ここから運命の歯車が大きく動き出します。
    夜へ放たれた「祈り」が誰に届き、どんな波紋を呼ぶのか……ぜひ、その行方を見届けてください!

    出来ましたら、『椿の影』を越えて、お会いしましょう。

    深淵なる香の世界をどうぞお楽しみくださいませ。

    編集済
  •  王都の地形を卓上に移す。しかも北東の丘、中央の島、南西の断崖という方位と地形。それだけで不穏な関係性が浮かび上がりますね。震えてしまいました。

     そして三権は均衡どころか、香声と星読だけで辛うじて繋がっているという危うさ。王太子が護るのは、果たして北の辺境だけか。興味が尽きません!

     ところで終盤の
    「反発ではなく問われたのだと分かり、反発ではなく、試問だ」
     の一文は、或いは誤記でございましょうか?

    作者からの返信

    紫瞳鸛さま

    鋭いご指摘、ありがとうございます!

    卓上の配置と王都の地形のリンク、そこから不穏さを感じ取っていただけて、作者として嬉しいです。
    三権の危うい均衡こそが、この物語の土台です。

    そして、誤記のご報告も感謝いたします!
    推敲時の消し忘れですね……お恥ずかしい限りです。
    すぐに修正いたします。細部まで丁寧に読んでくださり、本当にありがとうございます!

    ***
    (訂正前)反発ではなく問われたのだと分かり、反発ではなく、試問だ。
    (訂正後)反発ではなく問われているのだと分かり、試問として受け止めた。

  •  はじめまして。黒わんこ様のレビューから訪問させていただきました。少し先まで拝読しましたが、第一話でコメントさせていただきます。

     植物の香を中心に据えながらも、世界の彩りや響きや触れを全て融合させ、豊潤で繊細な情景と情感を浮かび上がらせる、丈王音羽さまの筆致に驚愕するばかりです。

     本話に関しましても、星々のScintillationを香りの帳を透かして星読という神話的な技術体系に落とし込む独創性に唸ってしまいました。

     そして抒情だけに留まらない、人間社会の闇を覗かせる重厚な世界設定。引き続き、丈王音羽さまの世界に浸らせていただこうと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    素敵なお言葉、身の引き締まる思いです。

    「星々のScintillationを香りの帳を透かして」という表現の美しさに、作者である私がハッとさせられました。星読という、曖昧になりがちな魔法体系を「技術」として読み解いていただけたこと、そして美しさの奥にある「社会の闇」まで見通していただけたこと、書き手としてこれ以上の喜びはありません。

    その深い洞察力に負けないよう、これからも光と闇の織りなす世界を紡いでまいります!

    本日から第一章始まります。
    ここから先、物語は美しいだけではなく、さらに深度を増していきます。 切なく、重く、けれど離れがたい香の世界へ。 香が伝える恋。純愛。執着。政治も不穏も、もっと濃く重ねていきます。


    ***
    最後に。
    黒わんこ様、ご縁をいただきありがとうございます。

  • 企画参加ありがとうございます

    視覚、触覚に訴える作品は多いですが
    香に着目した作品は初めてで
    新感覚に驚いております。

    連載頑張ってください!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。新感覚と言っていただけて、とても嬉しいです。
    香の描写は手探りで組み立てているので、励みになります。
    素敵な企画もありがとうございます。参加作品も、順にゆっくり拝見します。
    連載、引き続き頑張ります!

  • コメント失礼いたします。
    「香歴」——なんて素敵な暦でしょう。
    暦に「香」を冠する世界観から、国の成り立ちが匂い立つようでした。
    星読と香煙の絡み合い、冷たい空気の質感。美しい夜。
    続きを楽しみにしております!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!初コメント、とても嬉しいです。「香歴」から国の成り立ちまで感じていただけて励みになりました。本日も20時に更新します。引き続き楽しんでいただけたら幸いです。