物語全体に一貫した空気があり、世界観がぶれずに最後まで貫かれている印象を受けました。登場人物それぞれの立場や信念が丁寧に描かれていて、単純な善悪では割り切れない奥行きを感じます。展開は静かな場面と緊張感のある場面の緩急があり、読みやすさも保たれていました。読み終えたあとに、提示されたテーマについて自然と考えさせられる作品だと思います。