クラスでは話さないのに、こっそりメッセージだけ送り合ってくる地味系女子・山田さん。その正体が「未来から告白しに来たタイムリーパー」だったという設定の妙味は、SF的な驚きよりも、その後に広がる等身大の青春にあります。カフェ、勉強会、花火大会と、ふたりの距離が丁寧に縮まっていく23話の構成が心地よく、タイムリープの謎と恋の行方が最後まで手を繋いで進んでいきます。前作「女子校の文化祭」に続くmimizuさんの完結済み青春ラブコメで、こちらも読後感がきれいです。