第16話

その時の俺は

体重が1キロほど

オーバーしていた。


それが一目で

把握した男性幹部の

慧眼には驚いてしまった。


ただし

その行為は決して

セクハラではない。


あくまでも

事務所の社員にとって

商品チェックの一つである。


その頃の俺は

まだ17歳であり

プロ意識が欠如していた。


それゆえ

甘い物を食べたり

不摂生もしていた。


しかし

俺は今では

体型のことで

注意されることはない。


今の俺は本気で

女性として頂点を

目指しているんだ。


目標のためなら

食べたい物でも

俺は我慢できる。


なにしろ

俺には顔や体は

商売道具である。


自分の商品価値を

落とすようなことは

今の俺は絶対やらない。


ちなみに

今日の撮影会の

俺のギャラは

一時間10万円。


ただし

半分は事務所に入り

俺が手にできるのは

その半分の5万円だ。







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