応援コメント

第1話 ピコとテイジ―」への応援コメント

  • 新作連載開始、おめでとうございます。

    今度は、格差社会に歯向かう村人ABのお話。
    農民に知恵を与えないというのは、考えること。疑問に思うこと。選択肢を無くすこと。歯向かわせないための処置。底辺の、道具としか思っていない貴族社会の闇ですね。
    望まない男爵からの『慈悲』。
    村の為に良い縁と考える村長。

    村長は村長なりに、良かれと思っている。
    思わされているという世界。
    窮屈ですが、きっと、世界はそんなモノだったのでしょう。

    子供が子供を作り生産マシーンとして使われる。
    文字でみるとゾッとしますね。

    そこから一歩踏み出そうとしている少女二人のこれからを、
    見届けたいと思います。

    チェスで免れていた。
    いろんなシチュエーション、様々な『世界』で、
    チェスは強いと色々と役に立つようです。ふふふふ。

    作者からの返信

    オオオカ先生、早速のコメント、ありがとうございます!

    今日も、楽しく拝読させていただきました!

    「あの場所」完結の翌日から、新連載始めさせていただきました!(笑)。

    そうですね。

    オオオカ先生が仰る通り、今回の敵は「格差社会」です。

    どうも「皆、異世界に憧れすぎだろう?」という反骨精神が、この拙作を生み出した動機みたいです。

    いえ。

    中世のヨーロッパって、そんないい物じゃないよ?

    どう考えても、現代の方が、恵まれているよ?

    という考えが頭を過り「中世期のあかん所」を羅列しているのが、本作です(笑)

    異世界転生、転移ものに異議を唱えたかった?

    いえ。

    そう言った作品自体には、もちろん文句など無いのですが、中世期の悲惨さは頭の片隅に入れて欲しかったというのは、私の本音かもしれません。

    そうは思いながらも、この拙作は割とポップで、主人公達が悲惨な目に遭う事は余りない様ですね。

    というのも、白い人とは全く関係ない筈の村人Bが、白い人を彷彿させるほど、小賢しいので。(笑)

    知恵と勇気で、大抵の事は切り抜けるのが、ピコです。

    そのアレな発想力についていける、柔軟な思考の持ち主が、テイジ―です。

    オオオカ先生のご指摘の様に、中世期は農民が貴族に反抗しない様にする為の予防線が何重にも張られていました。

    不満も、疑問も、反抗心も、知恵も与えない様に、宗教さえ持ち出したのがかの時代でした。

    この時代、宗教とは民衆を都合よく操る為の、ツールだった。

    全ては、神のお導き。

    貴族とは神に祝福された者達なので、自分達の言う通りにしていれば、間違いない。

    そう教えられている民衆は、だからその時点で思考が停止してしまう。

    この頸木から抜き出る事は、容易ではない。

    男爵の『慈悲』も、その所以は『娯楽』にあります(この辺りは、次回のピコの考察を参照していただければ幸いです)。

    村長も村を生かす為なら、一村民を貴族に売る事も厭わない。

    子供は労働力の一環で、中世期では親子の絆は希薄だったと聞いた事があります。

    ただ先述通り、この物語は、可能な限り明るくしているので、ご安心を。

    あの白い人似のピコさんが、黙って体制派の言いなりになるかと言えば、答えはノーなので(笑)。

    と、チェスは、私の趣味の一つでした。

    パソコンのチェスを全くルールが分からない状態から初めて、二千回くらい嗜んだ事がありました。

    その結果が、最高でレベル四(笑)。

    十段階の内の四ぐらいのレベルしか、私では勝てませんでしたね(笑)。

    と、何やらオオオカ先生はチェスについて、意味深な事を呟いておられますね?

    一体どういう事なのか?

    あるいは「タビ〇」あたりで、明らかにされる?

    明日の回で、この物語の方向性が明らかになるので、どうぞご期待ください!