2025年の自選短歌10首
藤間あわい
2025年の自選短歌10首
愛なのか執着なのか成れの果て、きみだけどうか愛と呼んでよ
「もし私が鳥だったなら」例文をみんなは笑う私は願う
好きなひとの好きなものを好きなまま終止符を打つ季節は巡る
息を吐きこの世に生を受けたきみ、最期は吸って春風になる
きみが知るのは幸せだけ一生踊っていてよひかりの庭で
文末の「死ぬな!」にめまい絶望を知らないのなら口を閉じてよ
昔ならきっと星座にされていたまばゆい笑顔うつくしいきみ
さようなら!「好き」と言うには近すぎて煮詰めたジャムをトーストに塗る
ほらご覧エビフライみたいな雲が浮かんでいるよ上を向いてよ
密やかに綴った想いをゴミ箱へ巡ればきみの涙を拭う
2025年の自選短歌10首 藤間あわい @boctok2226
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