タイトル通り、考え落ちのショートショートです。
身近な人間の感情の変化をAIが予測してくれる社会。
天気予報を見て傘を持って出るか出ないかを決めるように、人々は機嫌予報を見て、その日の行動を決める。
日本ならではの周囲の「空気を読む」文化をAI化したような発想が面白いです。
このSSではその「空気を読む」部分をAIの力に委ねていますが、実際の所、我々も自然に行っていることではあります。
そういった意味では現実社会への風刺であるようにも取れます。
他人の顔色を窺わずには生きていけないディストピアを描くのではなく、人間の弱さをユーモラスに皮肉っている所にも好感が持てました。