異世界平和〜転生モノが好きなただの大学生だけど異世界転生したら凄い力を持ってたのでこの力と元王様から授かった国のトップの座を駆使して異世界平和を目指してみます〜

鉛筆の神様

第1話 転生

ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピピピッ


藤田「ンーーーっああ、今日は休みかぁ…寝よ」


カーテンの隙間から僅かな光が見える。子鳥のさえずり…なんてものはない。

ベッドの上で起き上がり、背伸びをし、二度寝するこの男の名は藤田健人(ふじた けんと) 大学二年生である。

デジタル時計には7:30と表示されている。


2時間後 9:34


藤田「そろそろ朝飯食うか…カップ麺でいいや」


俺の名は藤田健人

課題に追われ、毎日がつまらなく、楽しみはアニメと漫画と小説とゲームくらいだ…結構あるな…。特に異世界系は至高だ。なぜ頭の中で自己紹介しているのかって?俺にもわからん。


今日はアニメエトで転生したらスライムだった事件のグッズが発売される日だ。買い逃す訳にはいかない。


藤田「10時には出るか」


10:12

アニメエトに向かいながらスマホの通知を確認していたその時だった。


藤田「なっ!?」


男の子がボールを追って道路に飛び出し、そこに大型トラックが向かっていた。


藤田「危ない!!」


考えるより先に身体が動いた

咄嗟に男の子に飛びつき…



天界 転生管理局


俺の名はE-1223

転生管理局で働いている小天使だ。

現在327年間ぶっ通しで働いている。


小天使「あー、眠い…休み…くれ…(ウトウト)」


天使部長「おい!E-1223!ウトウトするな!ミスしたらどうする!」


「あ、はい、部長!えーと藤田健人、魔力量…(ウトウト)」


は!いけないけない…クソー休みくれー!



藤田(ん…?ここは…?俺は…死んだのか…?)


視界が少しずつ鮮明になっていく


そこに見えたのは、スラム街のようだった。それも中世ヨーロッパ風の。

周りは石でできた簡易的な家と、家と家の間の道が続いている。


ネズミのような生物がそこかしこにいる。空は暗く、少し欠けた月が見える。

汚くボロボロの服を着た人が所々にいる。

俺は確信した。そう、これは…


異世界転生だ!


様々な異世界転生ものを見た俺にはわかる!

トラックに轢かれれて気がつくと中世ヨーロッパ風の世界が目の前にあるというこの状況!どこからどう見ても異世界転生じゃないか!


自分の手を見る。

そこには小さな手があった。自分の顔を触る。そう、赤ちゃんになっていたのだ。これも転生系ではよくあることだ。汚れていて、黄色に変色していてボロボロだが、服は着ている。


さてどうしたものか?異世界といえば、うーん、魔法?そう魔法だ。

異世界といえば魔法。この赤ちゃんの体で使えるか疑問だが。


火を出してみよう。こう両手を向かい合わせてぐーっと力をいれればでないか?ぐーーーー…。でない…。

口で言ってみるか?


藤田「ひひょてろ!(火よ出ろ!)」


藤田「ひひょてろ!(火よ出ろ!)」


(赤ちゃんだから上手く喋れない…。とりあえずそこらへん歩くか。)


俺はそこらへんを歩き回った。といっても、ハイハイだが。

にしても汚いな。空気さえも汚く感じる。さすがスラム街といったところだ。とりあえず今の俺の目標は魔法を使うことだ。魔法?魔術?まあどっちでもいいや。



10分くらい歩き(ハイハイ)回って、流石に疲れていた時だった。


(ん…?)


妙に綺麗な、周りとは明らかに雰囲気が違う少女が歩いていた。

髪は綺麗な金髪で、目は宝石のようなエメラルドグリーン。

純白のローブを纏い、縁は金色だ。フードは被っていない。


(あれは…エルフか…?)


そう、耳が尖っていたのだ。ということは、あの見た目に反して歳は3桁以上?

葬送のフレーレンのフレーレンも1000歳を超えてたし…。

そのエルフの少女はこちらに近づいてきた。


すると


エルフ「かわいそうに、捨てられたのね。」


と呟いた。可愛らしい声だ。


エルフ(恐らく生後半年といったところかしら。家に持って帰って育ててあげたいけれど、前に持って帰った時はお父様に「気の毒ではあるがその捨て子だけ特別扱いする訳にはいかない」と言われてしまいましたし、どうしましょう…)


エルフの少女は俺を抱き抱え、何か考え事をしているように見えた


藤田(…そうか、この少女は見た目からして貴族…いや王族だ。ただ金持ちという可能性もあるが、俺の勘が王族だと言っている!)


それにしても…胸が…胸が当たっている!この少女胸がデカイ!女性の胸に触れられるなんて一生、いや二生に一度あるかないかだ!ああ神よ、転生させてくれてありがとう!感謝する!


エルフ「そうだわ、この子の魔力量が高ければ特別な子としてお父様に認められ、養子として迎えられるかもしれません。魔力量を測ってみましょう!」


妙にテンションが高い

すると、少女は右手の手の平を上にした。すると、白い楕円形のゲートが現れた。

(これは、収納魔法だ!)


初めて魔法が見れた俺は感動した。


少女はゲートから手の平にやっと収まるサイズの透き通った青く丸い水晶を取り出した。

少女は俺を地面にそっと置き、その水晶を俺の腹の上に置いた。


(重い…)


少女は俺の前に正座で座り、両手同士を握り、目を瞑った。


エルフ「魔の神よ、この者の力をお教え願う」


そう静かに唱えると水晶が光り、その数秒後に俺の身体も強く光り、同時にオーラらしきものが俺の周りを漂った。不思議な感覚だ。


エルフ「まあ!?驚いたわ、本当に魔力量が高い。これでお父様も認めてくれるかもしれません。家に持って帰りましょう」


そう言うと、俺を抱き抱え、小走りでどこかに向かってた。

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