悲しいくらいに青い空が、夜に溶けるまで
作楪
第1話 プロローグ
プロローグ
しわくちゃになった手紙を握りしめて、私は仙台駅で彼を待っている。
キミはあの時のように、来てくれるだろうか…
もし、キミが私の前に現れたら…
私はこれから先、キミを離しはしないだろう。
絶対に…
何があっても。
フッと空を見上げた。
悲しいくらいに青空がどこまでも続いていた。
思い出していた。
キミと私の出逢い、それから初対面日のことを…
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