かぎしっぽ

@otonasi3

おうち、見つけた


私は猫。名前はまだない。おかあさんやお兄ちゃん、お姉ちゃんたちと一緒にいたけれど皆何処かに行っちゃった。


ぐぅ〜


お腹、空いたなぁ。寒いなぁ、寂しいなぁ。

にゃ〜ってお話したら、お母さんたち気づいてくれるかな?


ニャー!ニャー!


「お母さん!やっぱり倉庫の方から猫の声するって!俺絶対聞こえたもん!」

「珍しいねぇ...この辺りは野生動物も多いのに..」

「猫ちゃん?」


あれ?なんだか違う人が来ちゃった。


「可愛いー!!アメショーみたいな色してるね」

「俺の予想どうりだ!」

「あら、可愛い子ね!...お母さん猫は近くに居ないのかしら?」


にんげんさん、にんげんさん、お母さんたちいなくなっちゃったの!私とっても寂しくて寒いわ!お腹も空いたの!

こーんなに可愛い私、にんげんさんたち一緒に居たくない?


「...お母さん?」

「いーなー!お母さん早くに猫ちゃん抱っこして!」

「...もし、お母さんが居ないならうちに来ない...? 」


ニャ!!


とある年の9月20日。

動物愛護週間の時に、私はこのお家に拾われた


これはとある猫のお話。私がこのお家で過ごした一生のお話だ。


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