見た目は静かな物語……でも中身はかなり骨太だ。“断罪”という言葉が示す通り、この作品はただの勧善懲悪じゃない。そこにあるのは、選択と責任だ。クンツァイトの行動には一貫性がある。つまり――偶然じゃない。すべては意志を持って行われているってことさ。派手なトリックはないかもしれない。でもな、こういう物語ほど“人の内側”が一番の謎になるんだ。真実はいつも一つ――けど、その真実をどう裁くかは、この物語に委ねられている。
オカルトSFや大正浪漫、スチームパンク小説のような、独特な雰囲気がある。 そう、”空気感”がとても、現代日本的なのにノスタルジック。日本家屋の中に、小さな川が流れているような不思議な幻想さ、という印象だろうか。 こういってしまったら違うと怒られてしまうかもしれないが、”カラクリ”に惹かれる人に、とても刺さる世界観かもしれない。