卵の素という発想で、「そういう考え方もあるのか~」と思わされました。
主人公のヒロくんが恋人の舞香ちゃんと一緒の時間を過ごす。
その先で「卵の素」になるはずのものだと「あるもの」について指摘され、そういうものなのか、と改めて考えるように。
それも生き物だったら助けてあげられないものなのかと舞香は言い、それについてちょっと議論することに。
いわゆる「大人の会話」ですね。
でも、なんか幸せな感じだけは伝わってくる。カップルで過ごす時間の「リアル」を切り取ったような感じで、世の中のどこかでこんな風な会話をしている人がもしかしたらいるかも、なんてことも考えさせられました。
そして、最終的に辿り着く結論。間違いなく二人の今後には幸せな時間が待っているのだろうな、と思わされます。
この二人はこれからもこんな調子で、とりとめのない話をしつつ仲良く過ごしていくんだろうなと、そんな微笑ましさを感じる一作でした。