主人公の常葉美柑(ときわみかん)は、会社で面倒な仕事を押し付けられても笑顔で引き受けてしまう「善良な」社会人。
しかしある冬の深夜、コンビニで万引きをしようとする美少女・彗花(すいか)を見かけたことで、彼女の日常は狂い始めます。
家出少女である彗花を放っておけず、美柑は彼女を自宅に連れ帰り、衣食住を与えて秘密の同棲生活をスタートさせてしまうのです。
本作の最大の魅力は、「未成年略取」という社会的犯罪と背中合わせの状況で、主人公の美柑が抱くヒリヒリとした背徳感と葛藤の心理描写です!表向きは「大人の善意」で彗花を保護しているように振る舞いながらも、彗花の圧倒的な可愛さと無防備さに庇護欲や独占欲を掻き立てられ、
自分でも気づかないうちに底なし沼へとハマっていく美柑の危うさに目が離せません。
親に見捨てられた孤独から美柑に強い執着と好意を向ける彗花の健気な可愛らしさと、そんな二人を鋭く見透かす親友・ハチの存在も、物語に絶妙な緊張感を与えています。
優等生な大人が一線を越えていく、重めで仄暗い年の差同棲百合を楽しみたい方に、全力でおすすめしたい作品です!