第7話 デスゲーム初日の終わり

「はい、こちらが冒険者ギルドカードです。失くさない様にお気をつけてください、

再発行は、手数料が掛かりますし、色々と面倒な事になるので。」


うわぁ、絶対に失くさない様に気をつけようと、私達は心に刻み込んだ。

その後、コハクちゃんが杖を返却し、

私達は冒険者ギルドを後にした。



「ソルテちゃん、フェニィ教官が言ってた、進化ってもしかして…」

『そうだねー、きっと進化すれば種族が変わると思う。』

「やっぱり、そう言う事だよね〜」


進化かぁ、まぁ楽しみかな。

どんな種族があるかな、ワクワクするなぁ。


「というか、もうかなり暗くなってない!」

『だねぇ、ログアウト出来ないから宿を取らないと。』

「初期装備で所持金が5000は、あるけど…」


そう、私達は宿屋を探して都市を歩いている(コハクちゃんがだけど、

私は抱っこされてます。)それに私はお金がない。

コハクちゃんに負んぶに抱っこだね、どうしよう?


「そうそう、SPの使い道決めた?私は「収納」かな、

残りは残そうと思うけど。」


「収納」ね、確かSPでしか習得出来ないスキルだった筈、

でもSP50は、重いと思うね。


『それじゃぁ、私は「鑑定」を取ろうかな。基本一緒だし。』

「SP100も使っちゃうの?」

『大丈夫、「鑑定」は、大事だしね!』

「ソルテちゃんが良いなら良いけど…」


そして私達は、それぞれスキルを習得した。

私的には、人を鑑定したら犯罪になるかが気になるけど、

わざわざ、危ない橋を渡る意味は、無いもんね!



その後私達は宿屋を見つけて、

そこに食事抜きで宿泊を決めた。

宿泊代は、一人と一匹で1500だった。


「ソルテちゃんの代金が安くなって良かったよー」

『そうだねー素泊まりで一人1250は、初期じゃ高いよねぇ。』


今は、宿屋の一室のベッドにコハクちゃんと一緒に座っている。

もう少しで寝る予定だね。


「それじゃぁ…そろそろ寝よー」

「みゃーん(だねー)」


かなり眠いので寝る事にした、

私達は、配信を切っていない事に気付かなかった。


気付いたら大慌てするのは、

言うまでもない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る