次元精霊の追憶〜第一部〜

猫好き868

次元精霊の追憶・プロローグ

此処は次元の挟間。

何も無い空間、そして存在するのは、次元精霊の私だけ。


「…………」


此処では何も起きる事がない、存在するのは、私だけだから。

それでも少しだけ期待してしまう、

何かが起きれば良いな、と。


「!?」


何だろう?

何かが次元の挟間に入ってきた。


「?」


入ってきたのは、いろんな色に輝くレコード?だった。

私はそれに、触れる事にした。


「…!?」


触れた瞬間いろんな情報を理解した。

これがアカシックレコードという物だったり、

今まで解らなかった、自分自身の見た目が、魂?の様な球体であったり、

いろんな事がわかった。


そしてこれが一つの存在の可能性全てを記録した、

物だという事も理解した。

それで何故かステータス?が出てきた。

___________

名前・『奇跡』

種族・次元精霊

ユニークスキル

「想いを受け継ぐ」

(想いと力を受け継ぐ力)

種族スキル

「次元間移動」

(次元間を繋げる事ができる)

___________


何故か私に名前が付いた、


「!」


でも種族スキルとアカシックレコードを、

組み合わせれば、何かできるかもしれない。


その時私の心は、期待でいっぱいになった。


(試してみよう)


そして私は、記録の追憶を始めた...

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