この文章で注目すべきは、単なる「AI反対or賛成」の議論ではなく、タグ設計と創作実態のずれに焦点を当てている点だと私は思う。
もっと言えば「AI利用の是非」を論じているようでいて、実際には「分類とは何か」「制度設計とは何か」という話を作者様はしたいのだと私は思った。
個人的に印象的だったのは、巨視的には妥当だが、創作レベルという尺度では均一性を欠くという主張の部分だ。
多くの人は「AIを使ったか、使っていないか」という二元論で考えがちだが、この文章は「分類する側の都合と、分類される側の実感は違う」問題をも丁寧に掘り下げている。
また「私は自信を持って執筆中の小説に「1%」と付けるでしょう」という一文に現場の創作者だからこそ抱く違和感が率直に集約されていると感じた。
AIの是非的な抽象論だけで終わらず、自分自身も当事者としてその枠組みの中にいることを示しているため、皆様きっと「他人事として批判しているわけではない」と受け取れるはずだ。
感情的な批判ではなく、「AI寄与度スコア」や「なろう方式との比較」といった代案を提示し、「制度は理解するが、この部分には違和感がある」という穏当な論考になっているので、創作者コミュニティでも受け入れられやすい文章だと感じた。
AI利用について考える良いきっかけになると思う。
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