人気VTuber・桃熊みつと、彼女を支える同居人の「彼女」。物語は、配信終わりの穏やかな会話から始まります。「配信じゃない時の自分でいられる時間が、なにより大切なんだ」 そう語るみつに対し、優しく寄り添う彼女。しかし、その愛情は徐々に濃度と湿度を増していきます。温かいコーヒーの湯気のように立ち上る微かな狂気と、それに絡め取られていくみつの変化が恐ろしくも美しい。ハッピーエンドか、それともバッドエンドか。