普通の高校生ルカさんが「ダンジョンが当たり前に存在する世界」に迷い込んでしまうところから始まります。序盤は平穏な通学風景なのに、警報ひとつで一気に日常が瓦解していくのが怖くて、現代ダンジョンの容赦なさがよく伝わりました。さらに、氾濫での惨劇がかなり生々しく、そこから“深紅の宝玉”と“真紅の雀”が絡む展開で一気に物語が動きます。過酷な世界で、主人公がどう生き延びるのか、そして守るように寄り添う魔物(?)は何者なのかが気になって、先を読みたくなる作品です。