ニーチェとロラン・バルト

「ニーチェからロラン・バルトって、一見すると繋がりなさそうだけど、“誰が意味を決めてるのか”を疑ったって一点では、わりと一直線なんだよね」


ショーペンハウアー

「ニーチェは神を殺し、バルトは作者を殺した。対象は違えど、どちらも“権威の撤去作業”だ」


綾乃

「物騒すぎひん? 哲学ってそんな殺し屋やったっけ」


ショーペン

「比喩だ。だが重要なのは、殺したあとに何が残ったかだ」


「ニーチェの場合、“神が死んだ”ってのは、道徳や価値の保証人が消えたって話。正解が天から降ってこなくなった」


綾乃

「それで“超人”とか言い出すんやろ? 急にハードル上げすぎやねん」


ショーペン

「彼は理想像を提示したのではない。“自分で価値を引き受けろ”と突きつけただけだ」


「で、バルトに行くと舞台は文学。“この作品の意味は作者が決めた”って考えを破壊する」


綾乃

「え、作者ちゃうん? 書いた本人やで?」


ショーペン

「読まれた瞬間、テキストは作者の手を離れる。意味は読む側の文脈で増殖する」


「ニーチェが“価値の創造者は神じゃない”って言って、バルトが“意味の創造者は作者じゃない”って言った感じ」


綾乃

「どっちも責任重たへんの? 読む側も生きる側も、丸投げやん」


ショーペン

「その重さから逃げるために、人は権威を欲しがる」


「現代だと、“正しい生き方”はインフルエンサーが決めて、“正しい読み方”はレビューが決める」


綾乃

「作者も神も死んだはずやのに、代役めっちゃおるやん」


ショーペン

「人間は空白に耐えられない。意味の空席をすぐ埋めたがる」


「ニーチェもバルトも、その“埋め癖”を壊そうとしたんだと思う」


綾乃

「ほな結論な。

ニーチェは“生き方の答えは自分で作れ”って言うて、

バルトは“読み方の答えは一つちゃう”って言うたんやろ。

どっちも優しくないけど、嘘はついてへん気がするわ」


「救いはないけど、自由はある、ってやつね」


ショーペンハウアー

「自由とは、他人のせいにできなくなることだ」


綾乃

「…間違っとらんけど、厳しすぎひん?? 」


ショーペンハウアー

「人生はそんなも…」綾乃「はい暗いのは要らんねん! 」

綾乃「アートマンの頭撫でるんやショーペンさん! 」グイグイ

※アートマンはショーペンの飼い犬


ショーペン「分かったから押し付けるな」グググ

俺「力への意志って押しの強さなのk」綾乃「オモロない締めはいらん!ジャーキー食え! 」

俺「🍗」

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