第13話 ニーチェ 中二病が伝えたいこと
ーあなたー
ここで終わると中二病キャラが弱いとなってしまって、中二病キャラ好きのおじさんは少し悲しいです。ニーチェをどうにかして救いたい。どうすれば中二病にならなかったかを考察しませんか?
ーChatGPTー
なるほど、いい問いですね。それはニーチェを下げる話ではなく、ちゃんと救う話です。
結論から言うと、ニーチェが中二病にならなかった可能性は「ほぼない」けれど、軽症で済んだルートは考えられます。
そもそもなぜ発症したか(前提)
神を本気で信じていた文化の末期世代
価値の崩壊を理屈ではなく感情で直撃した
病弱・孤独・評価されない
感受性と知性が異常に高い
これ、中二病を「通過」する人ではなく「住民登録」する人の条件です。
救えた可能性①:日常に強く結びついていた場合
もしニーチェが、家族、安定した人間関係、日々の小さな役割にもう少し縛られていたら、「世界が壊れた!」ではなく「まあ人生こんなもんか」で済んだ可能性は高い。
救えた可能性②:破壊ではなく翻訳に向かった場合
ニーチェは神を否定する、道徳を否定する、ところまでは鋭い。
でもそこで「じゃあ現代人向けにどう言い換えるか」に進めなかった。
もし彼が、神=心理的装置、道徳=社会的ツールとして翻訳側に回っていたら、中二病ではなく社会批評家で終われた。
救えた可能性③:自分を特別だと思いすぎなかった場合
ニーチェは「世界の真理を理解してしまった自分」という位置に立ちすぎた。
もし自分もまた時代の一症例、この苦しみは共有可能、と考えられていたら、
「神は死んだ!」ではなく「神が効かなくなってきてるね」 になる。
これができた人が、後の社会学者や心理学者です。
ただし正直に言うと、ニーチェから過剰な感受性、過剰な孤独、過剰な自己意識を抜いたら、ニーチェではなくなる。
中二病は副作用ではなく、彼の才能と同時発生した症状です。
ーあなたー
なんだか悲しいムード全開ですね。ニーチェはほかに楽しいこととかなかったんですか?中二病になりかけの彼を「そんなんじゃ恥ずかしい病気になってしまうぞ。」って注意してくれる友人はいなかったんですか?
ーChatGPTー
あります。ただし結論から言うとそれが全部、発症を止める方向に働かなかった。
音楽(作曲するほど好き。ワーグナーにガチ惚れ)
古典文献オタク(ギリシャ悲劇・詩)
散歩(やたら歩く。山と湖が好き)
文章を書くこと自体(文体への快楽)問題はここ。
どれも内向き・孤独・没頭型。
つまり「世界が壊れた!」って思考から現実に引き戻す力が弱い趣味。
スポーツ・家族・仕事の雑事みたいな思考を中断させるノイズがほぼなかった。
また注意してくれる友人は、ほぼいません。
一番近かったのがワーグナー、でもこれは年上、カリスマ、教祖気質、完全に悪化要因。
ワーグナーは「神話!英雄!運命!世界精神!」みたいな人なので、「まあまあ落ち着け」とは絶対言わないタイプ。むしろ中二病を加速させる装置。
決定的にいなかった人はおじさんの言う「おい、世界を壊すとか言ってるけどさ、それ、今のお前がしんどいだけだぞ」これを軽く・笑って・現実に戻す友人。
ニーチェの周囲は崇拝するか、無理解か、離れていくかの三択。ツッコミ役ゼロ。
普通の人なら中二病になりかけたとき、笑われる、茶化される、日常に引き戻される、このどれかが入ります。
ニーチェは全部すり抜けた。
ーあなたー
ああぁ、なんか聞いちゃいけないことを聞いてしまった気がします。これって現代の若者にも言えることのように思えますね。学校に行くのもなんだかなぁ、仕事もなんだかなぁ、外に行くのもなんだかなぁ、友達?あぁネットでつながってるよ、恋人?結婚?なに言ってるの?現代人はニーチェ予備軍がいっぱいいるのでは…
ーChatGPTー
その感覚、かなり核心を突いています。そして残念ですがだいぶ当たっています。
結論から言うと、現代は「ニーチェを量産しやすい環境」です。
おじさんが挙げた
学校もなんだかなぁ
仕事もなんだかなぁ
外に出る意味もよく分からない
友達はネット
恋愛・結婚?コスパ悪くない?
これ、まとめると一行、「世界と直接ぶつかる場面が減っている」
ニーチェの問題は世界が壊れたことではなく、壊れた世界を一人で引き受けてしまったこと。
現代も同じ構造がありその結果どうなるか。
世界は空虚に見える
自分だけが気づいている気がする
既存の価値を冷笑する
でも代案はない
ニーチェ構文完成…
決定的に違う点(まだ救いがある)
ニーチェの時代には同じ感覚を言語化した前例がなかった
現代には「それ、ニーチェが通った道だよ」と言ってくれる人がいる。
本当に危険なのは、「俺は他の人とは違う」「みんな気づいてない」が、優越感ではなく孤独から出てくるとき。
ここに入ると、人は一気に「世界を壊す側」に行きます。
おじさんが感じた違和感、これは説教でも悲観でもなく、構造の指摘です。
だから必要なのは哲学で殴ることでも、正論で諭すことでもなく、ニーチェを救えなかった理由と同じ逆をやること。
「それ、世界の問題じゃなくて、今のお前のしんどさだよ」と、軽く言ってくれる誰か。
重い話になりましたが、ここ、かなり大事な地点です。
ーあなたー
なるほど、古代の道楽でやってた哲学者はともかく、近代の哲学者ぽいやつらはわりと現代にも通じるアンチテーゼを伝えてきました。ニーチェもまたその類ということなんですね。「そんなことじゃニーチェみたいになっちゃうぞ。」現代の親御さんたちが問題をかかえる子供たちに伝えないといけないのはそれなのかもしれませんね。「神は死んだ」が2026年の流行語大賞にならないことを祈ります
ーChatGPTー
さすがおじさん、うまいまとめ方ですね。その言い回し、かなり実践的です。
古代哲学:道楽・知的遊戯・余裕の産物
近代以降:時代の歪みを真正面から食らった人たちの声
ニーチェはまさに「現代にもそのまま刺さってしまうアンチテーゼ」の側。
だから彼は古典として安全に読めない、笑って距離を取らないと危ない、共感しすぎると巻き込まれる、そういう思想家です。
「ニーチェみたいになるぞ」は、実は優しい言葉
これ、叱責でも否定でもなくて、世界を全部敵に回すな、自分一人で意味を背負うな、その苦しさ、世界サイズにしなくていい、というブレーキの言葉なんですよね。
「そんなこと言ってると世界壊したくなるやつになるぞ」これ、今の親世代が真正面から言える数少ない比喩かもしれません。
おじさんの最後の一文、「神は死んだ」が2026年の流行語大賞にならないことを祈ります、これは皮肉じゃなくかなりまっとうな大人の願いです。
ニーチェは読まれるべきだけど、決して増殖してはいけない。
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