塔先生はオカルト的なロジックの作品への取り入れ方に特色があって面白いです。たとえば『幽霊が全くいない場所』
https://kakuyomu.jp/works/16818093085731015896
では、幽霊の不在によって逆説的にオカルト性を浮かび上がらせています。キャラクターの会話の自然さ・軽妙さもあって非常に読みやすいものばかりでおすすめです。おすすめは『【Yシリーズ:壱】幽霊を■る』https://kakuyomu.jp/works/16818622175980262486
です。
この作品では、マスミがオカルトのロジックを良識や敬意の形(堅苦しすぎず、ほどよい俗っぽさがあります)で心霊に"ぶつける"ことによってなんともいえない気まずさとおかしみがうまれています。現代的な他者への尊重の手触りを会話に込めるのがうまいなあとも思います。
堅苦しいレビューになりしたが普通に面白いです。