読んでいると、まるでその場の空間に漂う臭いまで今にも嗅げてしまいそうなリアルさに圧倒されてしまいます。人間、何であるのか分からないから兎に角意味を定義すれば安心できる、安心していられると無自覚に甘受してしまう生き物だからこそ、定義した端から意味を成さなくなっていくのは、間違いなく恐怖以外の何物でもないと思いました。