高校生時代
脳病院 転職斎
第1話
中学でいじめを耐え抜き、
戦争に勝利した俺の目の前に現れた誠英高校の教室は温室だった。
苦労を耐えたらこんなリタイヤもあるんだな。
草食動物の群れの中で、俺は青春を取り戻そうとした。
そんな時に剣道部にも入ってみたが、そこでの馴れ合いも恋愛もつまらなくて、俺はヤンキーとつるみ出してタバコを覚えた。
それから障害者をいじめて、クラスを自分の支配下に置いた。
恋愛もたくさんして来たが、俺は男達との非行の方にのめり込んだ。
そして高校二年生になり、野球部崩れのヤンキー達の仲間入りして、夜遊びばかりするようになった。
家も部活もめちゃくちゃにして、ただただグレる道を突き進んだ。停学にもなったりした。
そうして高校二年間は荒んだ青春を満喫していた俺だったが、人をいじめたりもしないヤンキーもしない阿部とつるむようになって、段々俺は他県や海外に関心を向けるようになった。
佐波川の空は広く、うちからは九州が見えるのに、俺はどこにも行けない。
やりたいことって何だろう?
高校を中退してドカタにでもなり、早く大人になろうとかも思ったが、俺は親の勧めで専門学校に入学した。
卒業式も味気なかった。
俺は、ただ、田舎で外への衝動に突き動かされながら、地元ローカルに浸り、悶々とした田舎生活を送っていた。
だがやがて訪れるのだ。
ユーラシア大陸を放浪して、那覇や福岡の大都会に身を置いて天を駆け抜けた、あの20代の青春の日々が。
高校生時代 脳病院 転職斎 @wataruze
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