ライブ前半戦

 チケット抽選に当たってから数ヶ月後。インフルエンザや胃腸炎という流行病を家族全員でくぐり抜け、ライブ会場へ降り立つことが出来たのだった。電車の遅延もアクシデントもなく会場にたどり着いたのはもはや奇跡。


 会場周辺には既にたくさんのお客さん。リーダーズの衣装やグッズに身を包んだファンの皆さんを見るだけでテンションが上がる。


 新しい学校のリーダーズの客層は『老若男女』まんべんなく、といったところだ。下は幼稚園ぐらいの子から(うちも含め)、上はしっかりグレイヘアの先輩方まで。本当に色んな年齢層の方が来られているんだなと。海外勢ももちろんいらっしゃった。


 会場に入れば既に熱気で霞がかっている。


 グッズ販売は結構な長い列。それでも気合いで数点グッズを買ってガチャを回し、なんとか今回の座席に到着。ありがたいことに、遠くはあるけれど通路沿いのど真ん中席だ。


 会場はリーダーズの楽曲のアレンジされたものが流れている。その音源ください、と思ったりもして。


 グッズちょっと開けたり、スマホ確認したりと(*リーダーズのライブはスマホ撮影可なのです!)やっていると案内が入る。4人の声だ。その時点でワクワクがぎゅいん! と上がる。


 そして会場が暗くなり、歓声が上がり、音楽が流れ始めた。イヤホンは既に装着済み。安心して臨める。高まる期待感でソワソワが止まらない。


 四人が出てきた瞬間に会場が更なる歓声に包まれる。小さいけどわかるぞ!!!



 本物ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!



 一曲目、Go Wildでいきなりぶちかまされる。全員口から音源のクオリティでエネルギーがあって、最初からアドレナリンのバルブを全解放されてしまう。


 そこから怒濤のタオルぶん回しやら、和のテイストが織り込まれたダンスナンバーが続き、既に結構な運動量。もうAG(新しい学校のリーダーズ略称)にお任せして踊ろうという歌詞がそのままの状態に。


 そして止めを刺すかのようにTokyo Callingである。こぶし突き上げてマーチングしちゃう。会場の一体感に押されて更にテンションが上がっていく! 誇らしく前に進みたくなっちゃう!! これまだ前半戦だよ!? 終わる頃にはどうなっちゃうの!? SUZUKAさんこんな序盤でそんな声張って大丈夫なん!?



 新しい学校のリーダーズは、どうしてもメインボーカルのSUZUKAさんに目が行きがちだが、他のお三方もしっかり技術があって魅力的なのだ。音源ではちょっと声量とか音程とか大丈夫かな? と思うこともあるのだが、そんなものは生で聞いて吹っ飛んだ。全員音程きっちり取れるし、踊りながらハモりをばちっときめてくるし(かなり難しいはず)、声量もちゃんとある。



 とか考えていると、それぞれのソロ曲やデュオ曲コーナーが始まった。


 一押しの『恋の遮断機』のジャズピアノなイントロが流れて


「きたぁあああああああああ!!!!!(悶絶)」


 崩……萌落した。


 SUZUKAさんとMIZYUさんの表現力にやられて尊いが止まらない。


 その次もまたSUZUKAさんにやられる。『乙女の美学』というソロ曲。これはもう完全に昭和の歌謡曲。昭和の上質な歌謡ショーを見ている気分にさせられた。しっかりとした声量で妖艶な女性の低音歌唱は、お子様にはまだ早かったかもしれない。オトナはしっかり撃ち抜かれた。


 そのあとはMIZYUさんの可愛すぎる歌、MIZYUさんKANONさんの最強かわいいデュオに悶える。このお二人は一緒に歌うと双子歌手という感じがする。声質が似ているから時々わからなくなるぐらい。平成初期っぽい歌がまた似合う。かわいい。かわいいしか出てこない。語彙どこやった。


 最後はRINさんとSUZUKAさんのデュオの『透明ボーイ』。これまた学生時代の何か色々を思い起こさせる曲になっていて、この曲だけで一本小説書けるわ!! っていう雰囲気である。書きたい。途中でお二人が抱き合ったり手遊びしたりするんですけど、これはもう尊いしか出てこない。語彙はやっぱり行方不明。


 前半戦最後の曲では、メンバーが会場内を回ってくれた。なんと、近くをMIZYUさんが通過していき、その美しさと可愛さにハートをぶち抜かれる。至近距離(手を伸ばせば届く距離)で見たそのお姿は、まさしく『お人形さん』。小柄なのにものすごい運動量とダンスのキレ。そしてオーラがあるから小柄さを全く感じさせない。鼻血出そうなのをこらえて拝ませて頂きました。ありがたやありがたや(もはや信仰対象)




 こうして中盤にかけては穏やかな曲が続き、後半戦に向けての体力温存コーナーを設けてくれていたのだった。尊いとカッコイイと可愛いが次々とやってきて、頭の中がポジティブでとてつもなく膨大なエネルギーで揺さぶられ続けている。とんでもない多幸感。これがライブ……!!



 後半からアンコール曲にかけてがもう、更にぶっ飛ぶしかなかった。前半はウォーミングアップをしたに過ぎなかったのである。



 つづく!





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