金木犀の恋歌

藤川みはな

第1話 金木犀の恋歌

忘れられない貴方の香り。

目を瞑っても、貴方を思い出す。


金木犀の花が咲くたび、

貴方への恋心が募るの。


淡く儚いわたしの恋心。

オレンジ色の花みたいね。


想いを伝えられずに貴方から離れたあたし。


ごめんね、突然いなくなったりして。


いつか、あたしの夢を語ったあの日を

覚えているかな。


どうかこの想い

ペガサスに届きますように。


金木犀の香りの貴方は笑う。

金木犀みたいな貴方は笑う。


いつか夢が叶って、エクスカリバー

手に入れられたら、また会えるかな。


そんな淡い期待を抱いて、今日もまた

あたしは歌う。


忘れられない貴方の香り。

目を瞑っても、貴方を思い出す。


金木犀の花が咲くたび、

あなたへの恋心が募るの。


淡く儚いあたしの恋心。

オレンジ色の花みたいね。

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