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    第1話への応援コメント

    この小説めちゃくちゃ面白いです!!
    「ゴミ屋敷」の正体は、単なる異常者の家ではなく、悪いものの集積地なのではと感じました。
縄吊りの説明にある「悪いものを吸う、重くなって落ちる」という性質から、
    ・ティッシュの山=吸収後の残骸、意味を失った殻
    ・踏んだ瞬間だけ臭う=溜め込んだ悪いものが一瞬あふれ出ている
    と読めて、ぞっとしました。
    リカちゃん人形も、
正式な作法を教えられなかった者による自己流の結界。
リカちゃん人形+髪の毛=藁人形の代替に見えてきます。
行事には参加できないが役割は理解している、という矛盾した立場が、ゴミ屋敷の男の存在をより際立たせている気がしました。
    「切っていいよ?」も、災いを起こすためではなく、
自分が引き受けてきたものを次に渡そうとする=役割継承の打診なのでは?
    そこから母親の「まだ落ちていないのか」という発言を考えると、
縄吊りの役割や循環を知っていることの示唆で、
主人公が本来その役割を引き受ける側だった、
家の立地すら意図的だった可能性まで見えてきて震えました。
    さらに、
序盤の「4年前に買ったマグカップの裏に値札が付きっぱなし」という描写から、
主人公の違和感があっても放置し、抱え続ける性格がわかり、
“悪いものを吸って溜め続ける”縄吊りの構造と重なって、
主人公もまたゴミ屋敷の男に近づいているのでは……と思ってしまいます。
    短編なのにめっちゃ濃くて考察の余地がありまくりだし、なんかもう言葉にできない。

    読んでしばらく鳥肌が止まらなかったです。