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海とブドウ Ⅱ

海とブドウ Ⅱ

デリカテッセン38

おすすめレビュー

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★★★
★45
15人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 池田 和人
    44件の
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    ★★★ Excellent!!!

    国家の手続きが止まると、恋も裁定も止まる。 という停滞の時代感が魅力

    「茶室の情」と「政治の理」の二重進行が強い。 しずく庵の密室感・身体感覚(逃げ場がない/異常緊張)と、老中裁定・将軍薨去による審議保留が、同じ“息苦しさ”として響き合っていて、作品の統一トーンになっています。

    弓削之介の「若さのリアル」が出ている。 義姉の件では倫理的にアウトな方向へ転びかねない一方、本人の羞恥と自己嫌悪が過剰に生々しいので、単なる艶話ではなく「未熟さの事故」として読める。

    会話の“とぼけ/主導権争い”が面白い。 内藤の直球要求に対して、「訴えたかの?」から入って主語と形式を奪い返すやり取りは、政治劇として気持ちいい。

    • 2026年2月7日 01:47