第1話 お人形遊びへの応援コメント
12月21日という日付と、マッチ売りの少女みたいな人形。
そう書かれているわけではないのに、見えてくるあたたかい幻想を重ねてしまいます。
ふみその礼さんの、べつの作品で仮面が語るものに真実が宿るように。人形に託された心の真実がここにもあるんだなあと感じました。
人形の体になったなりきり遊びのときだけ、言えること。それでも言い切れなかったことが四十五年間、マスクの裏にありました。
時間が経って生地がボロボロになったから見えたメッセージ。
時を隔てるのも悪くない。大人になってから子どもの気持ちがわかることもある。
そんなことを考えました。
トマスは、双子、正直者という意味に由来する言葉だそうですね!(今調べました)
マコも、「真実の子」という意味かも。
トマスの彼のもとにもマコの真実がきっととどまっている。
そう思います。
作者からの返信
紅戸ベニ様。ありがとうございます。素敵な解釈をして下さり、感謝いっぱいです。
その時、その時に、きっと真実があった。それ以上に価値のあるものはありませんね。大人になって見うしなうものが多すぎる。何処かに残しておきたいですね。
第1話 お人形遊びへの応援コメント
子供の頃の小さな町を思いだしました。
クリスマスが近いけど、なんの夢ももてなくなってて。
同じようなふたりだから寄り添っていられたんでしょうね。
人ってやはり、「言葉」にしないと伝わらないもんです。
気づいてくれないかなぁって願ってみても、それがお互いならすれ違ってしまう。
最近は、自分の想いは相手に素直に伝えてみようと思うようになりました。
相手が迷惑かもとか重荷にならないかとか勝手に自分で考えて、あとで後悔したくない。
と言うか、ふふふ。もう、そんなに時間があるわけじゃ無いから。
えーい!ぶつかって撃沈してもそれはそれでいい!!です。(๑˃̵ᴗ˂̵)
作者からの返信
菜の花のおしたし様。ありがとうございます。もうね、100%、120%言って、やっと30%伝わるかな?ぐらいの年になりました。ぶつかって撃沈。いいですよね。それで手を取り合って次の世界へ。