視界という世界が日に日に青く暗く沈んでいく少年と、その先にあった『灯火』の、優しいお話ーー。かと思いきや、感情で殴ってくる。そんな言葉が相応しい作品。主人公・尚の視界が徐々に沈む情景も上手く、彼の孤独感が胸に沁みました。だからなおさらに、ラストが美しい。思春期の残酷さも隠さず描写する誠実さは、好感しかありません。6月に始まる尚と“灯火さん”の物語も期待しています。